埼玉県教育委員会が、東京大学CoREFと連携し研究している「未来を拓く『学び』プロジェクト」。
本校では、今年度、「美術科」「家庭科」「書道」と3つの教科について指導いただきましたが、先日、最後の研究授業(「書道」)が行われました。
今回の授業のねらいは、「九成宮醴泉銘」の知識を活用しながら、「自書告身」との比較をし、その特徴ある運筆・用筆に自ら気づき、今後の作品づくりに活かしていくというもの。
A「右払いを比較してみよう」、B「はねを比較してみよう」、C「点と横線を比較してみよう」と、3つの課題についてエキスパート活動をした後、「九成宮醴泉銘」と「自書告身」の相違点をジグソー活動で話し合い、臨書時のポイントをまとめました。



その後、各班で話し合ったポイントを踏まえながら実際に臨書し、最後のクロストークでは、作品を見ながらグループ毎にそれぞれのまとめを発表しました。
「国語科書道」と違う「芸術科書道」ならではの、専門的で多方面からの分析は非常に興味深いものでした。
この学びが今後の作品にどう活かされるのかとても楽しみです。