人権教育講演会
12月23日の3・4限に、全校生徒を対象とした「人権教育講演会」を実施しました。1・2年次は体育館、3年次はリモートによる教室からの参加です。
演題は、「『普通』ってなんだろう?~それぞれの自分らしさを大切にするために~」です。
講師は中島潤さん。
大学在学中から性の多様性をテーマにした発信活動を行い、現在はお仕事の傍ら、各地の行政や学校、企業へ赴き、「多様な生き方、多様な性のあり方」をテーマに発信活動を続けられています。また、児童向け書物の監修や、市民学習プログラムのアドバイザーなど、多方面に渡って活躍されています。
今回の講演は、お互いの違いを認め合い、それぞれが自分らしく生きる社会の実現のために、私たちに何ができるかというお話でした。
中島潤さんのお話に、熱心に耳を傾ける生徒たち。
「『それぞれちがう』が平等に大切にされているか」
「自分が『生きていきたい』と思える社会はどんな社会か」
中島さんの温かくも厳しい問いかけは、狭い枠組みの中に囚われている自分を発見し、自身の「あり方・生き方」を問い直すきっかけとなりました。
「世の中捨てたもんじゃない。あなたを理解し支えてくれる人は必ず周りにいるはずです」
悩みと迷いのさなかにいる高校生たちにとって、未来への明るい道筋となったであろう、今回の講演でした。