校長挨拶

 川口市立高等学校は、開校から6年目を迎えた新しい学校です。
 令和3年度、人工芝グラウンドや第2校地の野球場などが完成し、学校施設が全て整いました。本校の定時制課程は、旧県陽高等学校の伝統を受け継ぎ、単位制の総合学科として、新たな学校づくりに取り組んでいます。

『未来を創る みなさんへ』

 本校の学校教育目標は「未来を創る しなやかでたくましい人材の育成」です。

 新型コロナウイルスへの対応など、変化の激しい時代状況の中、私達には対応力と想定力が求められています。今、人類が想定外の状況に直面しているように、皆さんが主役として活躍する近未来の社会は、先行き不透明な時代と呼ばれています。しかし、いつの時代にあっても人類は、よりよく生きたいという強い思いを持ち、未知への挑戦を続け、文明を築き上げてきました。皆さんは、未来社会「Society5.0」を生き、未来を創る人たちです。
 未来を創る「しなやかでたくましい人材」に成長するためには、高い志を持ち、目標に向かってやり抜く力「GRIT」が必要です。

 本校は、生徒一人一人が社会人として自立することを支援します。皆さんが、夢と希望を持ち、自らの意志と行動力をもって自らの将来と、社会の未来を創る人材に成長できるよう、学校全体でサポートします。そのために、日々の学習指導と4年間を通した進路指導・キャリア教育を充実させ、自らに責任を持ち、自らの将来に正面から向き合い、挫けず諦めず最後までやり抜く力「GRIT」を鍛えます。
皆さんが、川口市立高等学校の4年間で「しなやかさと、たくましさ」を身に付け、未来の担い手として羽ばたくことを期待しています。

 令和5年4月 川口市立高等学校長 杉林正敏