学校概要

伝統ある定時制教育の継承・発展

 川口市立高等学校定時制課程は、川口市立県陽高等学校(平成29年度閉校)定時制課程の75年の伝統を引き継ぎ、平成30年(2018年)4月にスタートしました。

定時制課程基本方針

  • 多様な生徒の興味・関心に対応
  • 進路保証ができる教育を推進
  • これからの社会を生き抜く力の育成

 

学校情報

カワグチシリツコウトウガッコウ
川口市立高等学校
Kawaguchi Municipal High School

所在地
〒333-0844埼玉県 川口市 上青木3-1-40
電話番号
048-483-5917
Fax番号
048-262-5081
国公立種別
公立
校種
高等学校
学生種別
共学
開校年月
2018年4月
学校ブログ

令和6年度 学校からのお知らせ

1月17日(金) 講演会

 1月17日(金)の「総合的な探究の時間」において講演会を実施いたしました。

 今回は、講師の藤井健人さんに「教育経験格差 -不登校・定時制の「その後」に待ち受けるもの-」をテーマに講演していただきました。

 藤井健人さんは、小・中学校で不登校を経験した後に戸田翔陽高校を卒業し、早稲田大学と東京大学大学院を経て埼玉県立高校(定時制課程)の教員として勤務し、現在は文部科学省職員としてご活躍されています。

 講演会では、藤井さんご自身の不登校の経験や定時制に通い卒業したことがご自身にどのような影響与えているのか、そして、高校の教員だった当時のご経験を通して定時制高校の「現実」についての話をしていただきました。

 普段はなかなか聞くことのできない話だけではなく、質疑応答でも「本音」で本校生徒へ真剣に語り続ける藤井さんの姿は生徒の心に強く響いたようです。

 生徒のみなさんは今回の講演を踏まえたうえで、自分の経験をどのように捉え、どのように活かしていくかをしっかりと考えて、よりよい人生の実現に努めていきましょう! 

 保護者の皆さま、ご来校ありがとうございました。

 

 

健康測定体験会

 

1月16日(木)に生徒対象の「健康測定体験会」を実施しました。

 明治安田生命様のご協力いただき、①ベジチェック・②脳年齢測定・③自律神経(ストレス)チェックの3つの測定を生徒たちに実施しました。

 ベジチェックでは、野菜の摂取量を測ることができ、厚生労働省が推奨している野菜摂取量350gを摂取できていた生徒はあまりおらず、もっと野菜を食べようと意識につなげることがでました。
 脳年齢測定では、1分間で回答するなかなか難しい問題ではありましたが、生徒同士で楽しくゲーム感覚で行っていました。
 自律神経(ストレス)チェックでは、健康的な生活ができている生徒さんは問題なく、生活リズムが崩れている生徒さんは自律神経の乱れがはっきり結果にあらわれてました。

 始業前にも関わらず、多くの生徒が体験し、生徒が健康を意識するいいきっかけになりました。

校外学習(東京スカイツリータウン)

1月9日(木)に東京スカイツリータウンへの校外学習を実施しました。

すみだ水族館
 館内には幻想的なクラゲの展示や様々な角度からペンギンを見ることができる水槽、国内最大級のチンアナゴの展示があり、時間をたっぷり使って写真や動画を撮っている様子が見受けられました。カフェでオリジナルメニューを楽しんでいる生徒もいました。

ペンギン型に切り抜かれた海苔が巻かれたおにぎり

ソラマチ自由散策
 水族館見学終了後、各自ソラマチを散策し食事や買い物などをしていました。中にはスケートを楽しんでいる生徒もおり、有意義な自由時間を過ごしたようです。

ソラマチにて休憩の生徒

スケートを楽しむ生徒

東京スカイツリー
 短い時間ではありましたが、展望デッキ・展望回廊からの夜景や期間限定の特別装飾を楽しむことができました。フロア340にあるガラス床は地上が見えるためスリル満点でした!

3学期が始まりました!

 1月8日(水)に3学期始業式を実施しました。

 校長先生からは「生きること・働くこと」というテーマで講話がありました。私たちは生きていくために何らかの職を得て働く必要があります。また、生きていく上で何を優先するかは人生の中で変化するため、その時々で「折り合い」をつけていくことになるでしょう。そして、その「折り合い」の積み重ねが各個人の人生になっていくのです。そのためにも将来の夢や希望をイメージするだけでなく、高校生の今しかできないことに苦労を厭わずチャレンジして自分の魅力や能力を高めてほしいと思います。

 生徒指導部からは、2学期終業式の講話であった「経験する」ということと校長講話の内容を踏まえ、「様々なことを経験し、何事にも全力で取り組む」というテーマで講話がありました。勉強・部活動・学校行事など何に全力で取り組むかは各々異なると思いますが、高校生の間にしかできないことに全力で取り組みましょう。

表彰式・2学期終業式

12月24日(火)に表彰式と2学期終業式を実施しました。

表彰式
 
県民総合スポーツ大会で優秀な成績を収めた生徒に賞状を授与しました。

 第37回 令和6年度 県民総合スポーツ大会 高等学校定時制通信制の部 バドミントン競技 女子シングルス 第2位・女子ダブルス 第3位

 令和6年度 県民総合スポーツ大会 定時制通信制バスケットボール大会 男子バスケットボール 第3位

2学期終業式
 校長先生からは「想像力」について講話がありました。想像力が不足していると、人間関係のトラブルを引き起こす可能性があります。想像力を磨くためには機会があるごとに考えること、イメージをすることが必要ですが、それらに加えて「学び」も大切です。高校生として一般的に学ぶレベルの事柄は身につけて卒業できるようにしましょう。
 生徒指導部からは「闇バイトには絶対に申し込まない」「ながら運転の禁止と自転車保険」「経験をする」という3点について講話がありました。

 年末年始はゆっくり休んで体調を整えて、1月8日(水)始業式の日に元気な姿で登校することを楽しみにしています。 

大掃除を実施しました。

 12月23日(月)の避難訓練終了後、2学期間お世話になった教室をいつも以上にみんなで協力しながら、隅々まで清掃しました。気持ちよく新年を迎えることが出来そうです!

防災訓練

 12月23日(月)に避難訓練を実施しました。今回は地震発生後に調理室から火災が発生したという想定で、グラウンドへ避難しました。どのクラスもスムーズに避難をすることが出来ていました。いざという時に冷静に行動できるよう、日頃から備えておきましょう。

2学期期末考査を実施しました。

 12月9日(月)から12日(木)まで2学期期末考査を実施し、本日(20日)ですべての科目の答案返却が終了しました。考査期間には始業前や放課後に教室で勉強をする生徒の姿が多く見られました。

 あと2日で2学期終業式です。寒さが厳しくなってきているので、体調を万全に過ごしてください!

川口市立高校(定)×ザンビア×所沢高校(定) グローバル人材育成連携授業 3回目

 7月11日、10/31に引き続き、第3回目の川口市立高校(定)×所沢高校(定) グローバル人材育成連携授業を実施しました。
 今回は、ザンビアのJICAの方とZOOMを活用し、ザンビアの現状、文化について、オールイングリッシュ形式で所沢高校定時制の生徒さんたちともに英語コミュニケーションを行いました。
 生徒たちからは、「もっともっと英会話をしたい!」という声が多くなってきました。
 

芸術鑑賞教室 吉田鋼太郎演出の演劇「夏の夜の夢」

 12月16日(月)、校外学習として、彩の国さいたま芸術劇場で吉田鋼太郎演出の演劇「夏の夜の夢」を観劇しました。

 幕開けから、中央に本物の水を入れた大きな石造りの浴槽で水浴びをするアマゾンの女王がいたり、両サイドに階段があり立体的に舞台を駆け回る妖精たちなど、作品の魅力的な演出、お芝居に生徒たちは魅了され、すっかり時間を忘れて楽しんでいました。

 観劇は今年度2回目でしたが、シェイクスピア作品ならではの豊かな言葉と詩的な美しさにふれ、思い出深い経験になったと思います。

一部生徒の感想を掲載いたします。

・シェイクスピアというともっと難しい内容を想像していましたが、ハラハラドキドキしたり、笑いも感動もあって楽しかったです。

・夜の森の幻想的で魔法のような舞台の美しさに感動しました。

・キャラクターたちが個性的で、とても魅力的でした。

・好きな人が入れ替わったりする三角関係ならぬ四角関係が、 現実にもありそうで考えさせられました。

「夏の夜の夢」チラシ.pdf

学校ブログ

令和5年度 記事一覧

表彰式・修了式

 3月22日(金)に表彰式と修了式を実施しました。

 表彰式では埼玉県定時制通信制新人大会 バドミントン競技・同じくバスケットボール競技、埼玉県書きぞめ中央展覧会において優秀な成績を収めた生徒および実用英語技能検定1級に合格した生徒に賞状が授与されました。

 修了式では、校長先生から「幸せ」についてお話がありました。ギリシャ神話の中に以下のような話があります。

「オリンポス山に住む神々が会議を開き、幸せの秘訣をどこに隠せば人間がそれを発見した時に最も感謝するかを話し合った。『高い高い山の上がいい』『深い深い海の底に隠すべきだ』『地中深く埋めるのがいい』など様々な意見が出た。そんな中、一人の神様が『人間の心の奥深いところに隠すのが一番だ』と提案した。この意見に神様全員が賛成した。」

幸せはどこか遠くにあるのではなく各々の心の中にあるのです。自らの手で幸せをつかむために、まずは自分自身をよく知ることから始めましょう!

 生徒指導部からは「挨拶」と「ありがとう」についてお話がありました。挨拶はコミュニケーションを取る上で非常に重要であり、挨拶をされて嫌な気持ちになる人はいないはずです。そして「ありがとう」という言葉ですが漢字では「有難う」と書くことからも分かるように、元々は「滅多にない・貴重な」という意味でした。つまり、「ありがとう」は「当たり前」ではないのです。「自ら率先して挨拶をする」「何かをしてもらったら必ずありがとうを言う」という2点を意識して生活していきましょう。

 生徒の皆さん、1年間お疲れさまでした。4月8日(月)の始業式に元気に登校してくるのを楽しみにしています。

第6回卒業証書授与式

 3月8日(金)に川口市教育長をはじめ御来賓の皆様の御臨席のもと第6回卒業証書授与式を挙行しました。ここ数年はコロナ禍による制限があったため、久しぶりの全校生徒が参加しての卒業式となりました。

 42名の卒業生の皆さん、4月から新たな環境に身を置くことになります。期待とともに不安もあると思いますが、積み重ねてきた努力を発揮し豊かな人生を歩んでください。ご卒業おめでとうございます。教職員一同応援しています!

進路ガイダンスを実施しました

3月6日(水)に1~3年次の生徒を対象にした進路ガイダンスを実施しました。

今年度は6つの業界および企業の方々に会社説明や体験会を行っていただきました。日常生活の様々なところに多くの会社が関わっていることを知ることができ、生徒の皆さんはとても勉強になったのではないでしょうか。

就職すると他の企業の話を聞く機会は少なくなってしまいます。こうした機会を積極的に活用して自身が希望するワークスタイルを考え、進路選択に役立てていきましょう。


【ご協力いただいた企業様】
株式会社ジンジブ様
株式会社YNハウジング様
社会福祉法人大吉会様
株式会社大和紙工業様
株式会社ジャンプ様
セントラル警備保障株式会社様

     

卒業を祝う会

 3/5(火)に卒業を祝う会を実施しました。

 会の幕開けを飾ったのは4名の生徒による「オトナブルー」。息の合った歌とダンスを披露してくれました。続いても4名の生徒が登場し、エネルギッシュなHIPHOP&K-POPメドレーで会場を沸かせました。

 ビンゴ大会ではボードゲームや日用品など様々な景品が用意されました。早々とビンゴになる生徒がいる一方で、リーチにはなるものの中々ビンゴにならない生徒もいて、大盛り上がりとなりました。

 4年次教員が作成したビデオレターでは、写真とともに4年間を振り返りました。様々な思い出が蘇り、涙を浮かべている生徒もいました。

 軽音楽部の演奏ではたくさんの生徒が歌・ギター・ドラム等を披露してくれました。普段の授業時の姿とのギャップに驚いた生徒も多かったようです。

 トリを飾ったのは、「ジャンボリミッキー!」。4年生3名がダンスとアクロバティックなパフォーマンスを披露した後、サプライズで教員も参加しました。会場全体が一体感に包まれ、この日一番の盛り上がりとなりました。

 生徒会役員・出演者の皆さんお疲れ様でした。
 そして素晴らしい卒業を祝う会をありがとうございました!

2年次 地理総合 JICA地球ひろば訪問授業

 1/29(月)に「地理総合」の授業の一環として独立行政法人国際協力機構(JICA)の方をお招きし、授業を行っていただきました。

 今回の取り組みでは、JICA地球ひろばの方にご来校いただく対面授業だけでなく、オンライン授業を組み合わせた、ハイブリッド方式による授業を実施しました。

 1時間目はオンライン会議用のアプリを用いて、実際にシリアで青年海外協力隊として活動し、パレスチナ難民と関わった経験のある協力員の方の話を聞きました。
 参加した生徒は、現在ガザ地区で起こっている問題について、パレスチナ側の立場とイスラエル側の立場の両方の視点に立って、現地の人々の思いを当事者意識を持ちながら考えました。生徒からは、子育てを経験したことがある生徒からの意見、外国にルーツを持つ生徒からの意見など、様々な立場から多様な意見が聞かれました。

 2時間目には、埼玉県立総合教育センター内の「JICA地球ひろばサテライト展示」の展示品を活用し、生徒はオンラインの説明を受けつつ、実際に展示品を触りながら、教育の大切さ、貧困の連鎖の複雑さ、日本の食料自給率の課題などについて考えました。生徒は実際の展示品を触るだけではなく、様々なことを考えながら真剣にかつ楽しく取り組んでいました。

 本校でもオンラインを用いて学校外の方に講演していただくのは初めての取り組みだったので、生徒も興味津々だったようです。
 日本は海外の国々を支援するだけでなく、東日本大震災の時のように助けてもらうことも多くあります。こうした2時間の授業を通して、生徒は「人間の安全保障」を守ることの大切さ、日本が国際社会の中で信頼を築きながら果たしていかないといけない役割について学べたのではないでしょうか。この授業で学んだことをきっかけに、日頃から国際社会に目を向けて「生きる力」を身につけて欲しいと思います。


~授業後の生徒の感想~

ガザ戦争が続いてしまったら日本にも被害が出てくるかもしれないと分かり、遠い国同士の戦争だからといって無関係で済ませては行けないなと思いました。

私が過ごしている場所で見えているのはほんの少しだけで、他の国に目を向けてみると意外と関係ないと思っている国・地域の問題もいずれは日本に住む私たちにも影響してくるかもしれないのが凄く恐ろしく感じました。

パレスチナのことや、震災、貧困、食料問題など世界の課題について知ることが出来て良かったです。貧困層の子供の栄養失調の話や鉱山での話などテレビでは分からないリアルなお話が聞けて本当に良かったです!自分に出来ることを見つけてやってみようと思います!

今まで、自分の気持ちが下がってしまうのをを避けるために、戦争や災害で苦しんでる人々を見るのを避けてました。でも、戦争国の歴史や今現在の状況を詳細に教えていただけて、今までの自分の行動を改めようと思いました。これからは戦争国の現状や、進展等のニュースを積極的に見よう思いました。

少し難しい問題だったけど、「私たちは関係ないや」と一言にする問題でもないし、目を塞ぐべきものでは無いと思いました。同じ人間でも全く違う生活をしている人がいる。悲しいけれど、世界問題でもあるなと思いました。感慨深い授業となりました。ありがとうございました。

 

~授業の様子~

~展示品など~

日本語能力試験 JLPT N1 N3 合格

本校、定時制の4年次生2名が日本語能力試験に合格(N1 1名、N3 1名)いたしました。
N3レベル(中級前期)に合格した生徒は高校入学当時は日本語もたどたどしさがありましたが、1年生の入学当初から4年生になった現在までずっと日本語教室(授業前に実施、希望制)に通い、合格することができました。

百人一首大会

 1月10日(水)に中アリーナにて百人一首大会を実施しました。

 クラス代表決定戦・学年代表決定戦の後、決勝トーナメント戦を行いました。事前に勉強した成果を発揮して、上の句から札を取る生徒も多く見受けられました。決勝戦の2年A組チーム①VS.3年B組チーム①の試合は白熱した展開となり、わずか1枚差で3年B組チーム①が勝利しました。

 新春にふさわしい日本の伝統文化を楽しみながら、生徒同士の交流を深めることができました。

3学期始業式・百人一首大会前日説明会

 1月9日(火)に3学期始業式と百人一首大会前日説明会を実施しました。

 始業式では、校長先生から「学ぶ」と「思う」に関してお話がありました。『論語』の中に「学びて思はざれば則ち罔(くら)し。思ひて学ばざれば則ち殆(あやう)し。」という一説があります。これは「学ぶだけで考えなければ本当の理解には到達しない。考えるだけで学ばなければ独断に陥る危険がある。」という意味です。学んで得た知識を使って考え抜いて、本物の知恵を身につけましょう。
 教務部からは、学年末の成績に「1」がつかないようにというお話がありました。「元気に登校する」「提出物を必ず出す」「しっかり勉強する」以上3点を意識して学校生活を送ってください。

 百人一首大会前日説明会では、生徒会役員によるルール説明と試合実演を実施しました。全力で明日の百人一首大会を楽しみましょう!