進路指導部から

主体的に勉強のルーティンを定めよう

 大リーグエンゼルスのスタジアム、左中間のフェンス前に「大谷の小さな穴」があるそうです。日々ルーティンワークを行う大谷翔平選手の足がいつもそこに収まってできた穴です。毎日、重さと大きさの異なる6つのボールを、体幹を使って後ろに投げるトレーニングをしているのです。重さの違いを自覚しながら投げることで漫然と投げるのを防ぎ、効率よく腕を振る狙いがあるのだそうです。

 分散登校が行われた9月に生活のリズムをコントロールできず、勉強時間が減ってしまったという声を聞きました。オンラインで受講していても、勉強に対する姿勢が受け身であったために十分な学習効果をあげられなかったのでしょう。主体的に、自分が今強化すべき教科、科目を考え、毎日決まった時間に決まった勉強をしようと決める。決めたことはルーティンとして必ずやる。主体的に学ぶ態度とはこうしたものだと思います。

 10月からは通常の授業を実施できるようになりました。各自が主体的にルーティンを定めて一日一日着々と勉強をしましょう。