SSH

 

川口市立高校のSSH

Society5.0に向けた⼈材育成で重視される STEAM教育を、教科間連携・校外連携を含む幅広い分野の総合的・探究的な学習に位置付けて促進するため、その総合的な取組となる「課題研究」を授業として実施するためのカリキュラムを開発します。開発した連携⼿法や指導法・教材などの成果を校内・校外に発信し、普及展開のための科学連携システムを構築します。まず、理数科での研究開発を先⾏実施し、そこで開発した⼿法をもとに普通科での研究開発を展開します。 

対象は、理数科・普通科(スポーツ科学コース・中高一貫コース含む)すべての生徒です。

04 川口市立高等学校SSH全体計画.pdf

R6 理数探究ⅠⅡⅢ 年間計画.pdf

新着情報

SSHの取り組み

生物実験講座

10/18(金)中間試験終了後の午後、理数科1年次対象の生物学実験講座を行いました。

今年度も、本校と提携しているお茶の水女子大学より千葉和義先生をお招きし減数分裂・染色体などについて講義およびヒトデの受精観察を行いました。

講義ではこれまで学習したことの知識を再確認するとともに、今回の観察実験で取り扱うことと有機的にリンクさせながら教えてくださいました。

また観察では、いつもお世話になっている植竹先生、そしてTAの山崎先生の御指導の下、生徒たちはホルモンをかけた卵巣が卵を放出する様子、実際にできた受精膜や第一極体などを顕微鏡を通し自分の目で見て、驚きと感動を体験したようでした。

2週間後には実際のお茶の水女子大学を訪問します。今日の学びを忘れず、また一つ本物に触れる経験値を積んでいきましょう。

【生徒の感想】

・湾岸生物合宿でウニの発生を観察した時に学んだことと比べてみたり、生物基礎の授業で学んだことと比べてみたりと、自分の知識を用いて実験観察をすることができた

・中学の時にも細胞分裂の観察をしたけど、今回は自分たちで受精させて観察をして、手順が多かったり、難しい話もあったけど、実験を成功させることができたし、新しい知識もついてとても面白かったです。

令和6年度理数科2年次課題研究中間発表会

10/4(金)、本校小アリーナにて理数科2年次課題研究中間発表会を行いました。

今回は運営指導委員の先生方・理数科1年次生に加え、初めて附属中2年生が見学に来ました。

さらに、急遽サプライズで理数科3年次の先輩方にも発表を聞きに来ていただきました。3年生からは昨年の体験を踏まえた鋭い意見を各チームもらい、刺激を受けていました。

附属中2年生たちは、ちょうど理科の授業で勉強している分野とリンクした内容の研究も多く、疑問や学びを高校生たちにぶつけているようでした。

今日頂いた意見をもとに、よりよい研究となるよう探究を続けていきましょう。そして次はプナホウスクールの生徒たちへ英語で発表します。臆せず、海外の高校生へ「プレゼンテーション」できるように準備をしていきましょう。

                   ・CIRからの英語の質問にも頑張って答えました!

【研究タイトル】

・A班:多感覚知覚~視覚に及ぼす聴覚の影響~

・B班:野菜の色素を利用した色素増感太陽電池の開発

・C班:ソリダゴ・カナデンシスからのカフェ酸抽出研究

・D班:圧電素子による靴底発電

・E班:藻類の色素を用いたインク作り~適切な抽出方法と培養方法、絵具制作のの方法の調査~

・F班:白色腐朽菌によるリグニンの分解

・G班:ハチノスツヅリガの湿度によるプラスチック分解の変化

・H班:二酸化炭素の抽出~多孔質な固体~

・I班:うま味と4味による唾液分泌量の変化

課題研究中間発表に向けて

理数科2年次課題研究の中間発表まであと一週間となりました。

各チーム、ポスター作成や実験データ取りなど、ラストスパートをかけていました。

・カフェ酸の色を確認しているC班

・ポスター作成協議中のH班、D班のメンバー

・D班の作成した圧電素子電圧測定器

令和6年度つくば研修

9/20(金)、理数科1年次つくば研修を実施しました。

午前中は産業技術総合研究所の地質標本館・サイエンススクエアを見学しました。

地質標本館では3グループに分かれ、地学研究者の方による詳細なガイド説明のもと様々な岩石や地質・プレートに関する事項、日本列島の成り立ちなどを学ぶことができました。

サイエンススクエアでは、最新の技術について展示を見ながら地質館と同様にガイドを受け、これからの時代を変えるような新しい技術を目の当たりにすることができました。

午後は、筑波大学プラズマ研究センターとNIMS(物質・材料研究機構)に分かれ、研究所訪問を行いました。それぞれプラズマ、構造色、スマートポリマー、バイオミメティクス、超電導の研究者から講義を受けたのち実際の研究室を訪れ、どのように最先端の研究が行われているかを体験しました。

筑波大学プラズマ研究センター

NIMSスマートポリマー班 このように少人数で日本最高峰の研究室を訪問し、研究者から話を聞きます。

【生徒の感想】

・NIMSが研究の軸としている、素材の開発をした研究室で、実際の人たちが作業しているところを見て、研究のイメージがはっきりしました。ほんの一部では有りますが。スマートポリマーを開発した荏原博士が研究で大切なことや、開発したもので今後どのような活動をしたいのかを詳しく聞けて、研究者への道がなんとなく開けたような気がしました。スマートポリマーの仕組みが分かりました。ですがほかの環境条件の変化による可逆的なポリマー応答が可能か気になったので、自分でももっと調べてみたいと思います。

・超伝導について、事前に調べて大まかにどんなものかは知っていたけど、実際に話を聞いて、色々細かい性質や、これまでにどんな実験、研究がされていたのかについても知れたし、超伝導に関する実験も色々体験させてもらえてとても良い経験になりました。

・プラズマに関して調べたことよりわかりやすく伝えてきてくれたことや電気を帯びたプラズマは、磁力線に巻き付くというサイクロトロン運動やプラズマ閉じ込め方式のトカマク型やミラー型の構造解説、プラズマの発生方法など知らなかった知識をわかりやすく教えてくれました、また、3Eのトリレンマ問題(3E+S)やITER計画の説明なども知らなかったので驚きました。

普通科・総合探究Ⅰでのプレゼン講座

9/19(木)、理数科1年次4名が普通科のSS総合探究Ⅰにてプレゼンテーション講座をオンライン配信で行いました。

これまでの理数探究で学習してきたプレゼンの型を、普通科の同級生たちに「プレゼンテーション」しました。

ジェスチャー・ポスチャー・アイコンタクト・ボイスや、イントロダクション・ボディ・コンクルージョンなどプレゼンテーションの基本的用語をそれぞれ解説した後、一人一人が実際に発表を行って(このために各自スライドを作成しました!)どのように相手に自分の考えを伝えるのか、この半年の成果を披露しました。

                                 ・アイコンタクトの練習

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