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2022年12月の記事一覧

メダカの透明骨格標本づくり

 理数科1年次の理数探求の活動として「メダカの透明骨格標本づくり」を行いました。

 11月11日~12月14日の約一か月をかけて班ごとに標本をつくりました。講義3回に加えて、当番を決めて作業を行いました。すべての班が当番を守って同じタイミングで標本を完成させることができました。11月25日に行われた2回目の講義では、中部大学の井上先生、長谷川先生にzoomでご参加いただき、透明骨格標本についての質問に答えていただきました。ありがとうございました。

 標本づくりの中で、科学実験の基礎となる実験器具の使い方や薬品の使用目的の理解、適切な使用方法を学びました。また、長期にわたる実験と観察を行う初めての機会であったため、来年度の課題研究に向けて継続的な実験の経験を得ることができました。

科学実験実習

12月17日に理数科1年生を対象として、講師にお茶の水女子大学から植竹先生をお招きして科学実験実習を行いました。

内容は水性ペンのインクをペーパークロマトグラフィーで展開し、色を分離する実験でした。実験前の講義では、授業で知識だけあったクロマトグラフィーという分析の手法が実際の研究の場でも利用されていることなどお話いただきました。

実験は普段の授業で行うものとは異なり、生徒が自ら立てた仮説を実証するためにはどのような実験を行えばよいかを考えて実験を行いました。実験室にある器具を最大限活用して各グループがそれぞれ違ったアイデアで実験を行っており、生徒の発想力に感心させられました。

仮説・検証・考察の流れは2年次に行う課題研究において必要な技能であり、今回の実習ではその流れを学ぶことができました。

植竹先生ありがとうございました!

 

課題研究中間発表会

 12月2日(金)本校大ホールにて「課題研究中間発表会」を行いました。

 本校では2年次理数科の生徒は7つの班に分かれて課題研究を行っています。今回の発表では、夏休みや2学期の授業の中で実際に行った調査や実験の結果をスライドにまとめて発表しました。1年次理数科の生徒も参加し、来年度の課題研究に向けて先輩の姿から研究に対する熱意や姿勢を学ぶことができました。

 当日は、SSH運営指導委員より永澤先生、山口先生にご来場いただき、井上先生、櫻井先生にはZoomをつないでご講評をいただきました。また、お茶の水女子大学より植竹先生、川口市教育局より栁𣘺様にもご来場いただき、ご講評をいただきました。実験の結果に対する考察の仕方や、今後の実験方針など具体的なアドバイスをいただくことができ、最終発表に向けて足りていない点を知ることができました。 

 これからは論文作成、ポスター作成とこれまでの探究活動をまとめていく時期になります。成長した姿を見せられるように、活動に励んでいきます。