CIR
本校は、教育目標を実現するための特色の一つとして「グローバル人材の育成」を掲げ、多種多彩な取組を行っています。その重要な推進役として、本校では10名のCIRが活躍しています。
CIRとはCoordinator for International Relationsの略で、国際交流員と訳されます。多くの学校で勤務しているALT(Assistant Language Teacher:外国語指導助手)とは異なり、日本人教員と協力して授業を担当するのはもとより、様々な企画、運営にも携わっています。
特に、授業においては、各クラスを半分に分けた少人数編成としており、Active Learning for Global Leaders Program(グローバルリーダー養成プログラム)のもと、今まさに求められる「主体的・対話的で深い学び」を実践しています。英語による発表、対話、意見交換、討論等を通して、自分の考えを論理的に組み立て、アウトプットできる力の育成を目指します。カリキュラムは体系的に編成され、CIRと日本人教員の共通理解のもと、組織的に運営されています。これにより、生徒の総合的英語力は伸長し、特にライティングやスピーキング等で英検や大学入試での得点向上にもつながっています。
CIRそれぞれの個性は、授業だけではなく、昼休み、放課後等、様々な場面で発揮され、本校の生徒との触れ合いを生んでいます。
【後列】Damian/Sam/Thomas/Andrew/William/Seiya/Stephen |
【前列】Principal Mr. Yoshino/Tia/Waiyan/Calvin/Olena |
CIRの多彩な活動
1 グローバルリーダー養成プログラム:ALGL
~Active Learning for Global Leaders Program~
詳しくは→ ALGL1年次.pdf ALGL2年次.pdf
- 1・2年次全クラスを少人数クラスに2分割し、週に1時間、CIR(国際交流員)とJTE(日本人英語教員)とのティームティーチングを実施
- 1年次:様々なテーマを選び、グループ、ペア、個人でのPresentation(発表)の場を多く設定し、自己表現力を向上
- 2年次:OREO:Opinion(意見)Reason(理由)Example(実例)Opinion(意見)に基づくSpeaking、相手の意見を聞き取り書き出す Active Listening、賛成・反対を表明する agree / disagree の表現を経て、クラス内での Debate を実践
- 大学入試で問われる Speaking, Writing の力を養成
2 English Summer Camp(夏季英語集中講座)
- 英語力養成・異文化理解を推進するプログラ ム・イベントを企画・運営
3 Science English(科学英語)
- 数科探究活動ほか各種プログラムを、理系グローバル人材養成を目標に全面支援
4 その他
- 英語部の支援
- フィンドレー高校への派遣生徒の英語指導、定期レッスン
- 英検、大学受験用の英作文、英語面接等の指導
- 日常生活の中での生徒との交流
Calvin Ogata, the leader of the team, explains:
Kawaguchi Municipal High School has taken steps to prepare students to become the future global leaders of Japan. Often you hear the word Globalization, which implies the opening of local and nationalistic perspectives to an interconnected and interdependent world. English is a predominant language and it has become a necessity for people to speak English, since it is the most widely spoken language on the planet.
At Kawaguchi Municipal High School, we challenge the status quo by delivering active innovative lessons taught by our “Coordinators for International Relations”, in the highly communicative “Active Learning for Global Leaders Program”. The school also offers a special English Summer Camp, where students can level up their English in various areas such as Eiken, Daily Situational Conversation and their Presentation Skills. Currently there are ten native English speakers at the school, so students have many opportunities to speak with them throughout the day. Students always have a chance every day to sit, talk and eat lunch together with the teachers during the “E Komo Mai Corner” during lunchtime.
We hope the students will enjoy acquiring these important English skills, as they will need them to become the next leaders of Japan.
カルビン・オガタ CIRリーダー:
川口市立高校は、生徒の皆さんが、将来の日本のグローバルリーダーとなる心構えを持つことができるように、様々な取り組みを行っています。皆さんは、「グローバル化」という言葉を聞いたことがあると思います。この言葉は、地域や国という見方が、互いに繋がり互いに自立する世界へと広がることを意味しています。英語は、世界でもっとも広く使われている言語ですから、有力な言語として話すことが不可欠なものとなっています。
川口市立高校では、私たちCIR(国際交流員)は、コミュニケーションを重視した「グローバルリーダー養成プログラム」の意欲的、革新的な授業を通して、改善に挑んでいます。
また、本校は、English Summer Camp(夏季英語集中講座)を設けており、生徒の皆さんは、英検や日常英会話やプレゼンの技術など様々な分野での英語力向上を図ることができます。現在、本校には10名のネイティブスピーカーがおり、生徒の皆さんは、一日を通して私たちと話す機会がたくさんあります。昼休みには、E Komo Mai Corner(ハワイ語で「いらっしゃい」)で、毎日、私たちと一緒の席で話したり食べたりすることができます。
生徒の生徒の皆さんが、この重要な英語能力を習得することを楽しんでくれることを期待しています。次代の日本のリーダーとなるために必要となるものだからです。