グローバル教育
フィンドレー高校留学報告⑤【1月】
2025(令和7)年を迎え、フィンドレーの留学期間も半分以上が過ぎました。意気込みを新たに留学生活を続ける二人の報告を読んでみましょう。
【中村君の報告】
1 今月の主な動き
1/1 New Year's day
1/7 2学期開始
1/19 トレド美術館へ
1/20 Martin Luther King Day (祝日)
Presidential Inauguration (大統領就任式)
1/21, 22 Off School
2 学校生活
1月から2学期(3rd quarter)が始まりました!授業は一年間通して行うAll Yearクラスと
1,2学期で変化するSemesterクラスがありまして、いくつかの授業が変わります!
私は本や映画を見て歴史について学ぶ ”History Through Film” と、アメリカの税金や経済、生活シミュレーションなどを行ってお金について学ぶ ”Finantial Literacy” という授業が新たに始まりました。
アメリカの学校では各先生が教室を管理しているので、先生によっては、パソコンが常備していたり、本、電卓、ポスターやサッカーグッズに囲まれながら授業したりと、それぞれ個性のある空間で、毎回気分が変わるのでとても楽しいです。
3 ホームステイ
隔週、週末にはファミリーと一緒に食事に行ったり、アクティビティをしたりしています。今回は1月に経験して感じたことをレポートしたいと思います。
・New Year’s Day
日本でいう元旦のことです。アメリカの年越しは案外無骨なもので、カウントダウンは盛り上がりますが、パーティなどはせず、ゆっくりと過ごす家庭が多いです。お正月という文化もないので、1月2日からは平日として普通に働く人がほとんどでした。
意外にも、大都市以外ではカウントダウンイベントなどもないので、世界中の年越しの瞬間をテレビでやっていたりします。これは時差の関係でアジアやヨーロッパよりも遅く新年を迎えるアメリカだからできる特権だと思います。
・Toledo Museum of Art
エリー湖に面した場所に位置するトレドはフィンドレーに最も近い大きな工業都市で、湖を挟んで対岸にはニューヨーク州、ナイアガラの滝があります。近くには自動車産業で有名なデトロイトがあり、昔から自動車関係のガラスを主要産業にしてきました。
トレド美術館は古代ギリシャ・ローマ時代の作品から西洋の作品、ガラスをモチーフとした作品など幅広い美術品を取り扱うオハイオ州の中でも有名な美術館です。特に2006年に完成したガラス・パビリオン(展示棟)は日本人が設計したとのことで、中には数多くの日本人の作品や、お土産がありました。
・日本食レストラン
フィンドレーには大学や日本企業などがある影響で、少ないですが稀に日本人に会う機会があります。その人の紹介でダウンタウンにある日本食レストランに行ってきました!
アメリカでは基本生魚を食べる機会が少ない(内陸部なので尚更)ですが、ここではマグロやサーモンといったネタから、生魚が苦手な人でも食べられるロール寿司まで、いろんな種類のお寿司と、ラーメン、牛丼、うどんやそばなど、基本的なものはなんでも食べられます!
ちなみに北米の人が想像するお寿司は全てカリフォルニアロールのようなものだったり、餃子(dumpling)を注文すると水餃子だったりと、母国のレストランなのに、とても日本とのギャップを感じました。
4 その他
2025年を迎え、自分も新たな気持ちで今年を過ごしていきたいと思っています。
小話ですが、新年を迎える瞬間も日本の14時間後なので、大晦日の昼間に友達からのあけましておめでとうメールがたくさんやってきて、久しぶりに時差を実感しました。
こちらは毎日雪の連続でとても寒いです!一度も関東以北に行ったことのない自分では経験したことのない寒さで、寒い日には -21℃ まで下がります。この気候では車などのエンジンが動かなくなってしまって、登下校も車社会のアメリカでは学校が休校になってしまいます。
ですが、こちらは内陸部で険しい山脈がないので、少し見渡せばとうもろこし畑と水平線しか見えません。また、水蒸気が湖からしかやってこないため、気候的に雪がつもり辛いと思います。積雪量に関しては日本も負けてないです!
健康に気をつけながら、今年も一生懸命レポートしていくのでよろしくお願いします!
【菅野君の報告】
1 今月の主な動き
1/1 年越しですが、日本のようにみんながみんな0時まで紅白やガキ使のようなテレビを見て過ごすなんてことはなく、見るとしてもニューヨークタイムズスクエアのカウントダウン配信を0時直前に見始める程度でした。僕は普通にゲームしてたらいつの間にか年が明けていました。
1/14 僕と同じセクションのバスケチームに所属しているメンバーみんなでコーチの家にお邪魔して、ディナーをいただきました。ご飯食べて、遊んで、話して、とても楽しかったです。
1/15 はしゃぎすぎたせいか完全に体調を崩しました。のどが痛いし頭痛と熱もあったので新型コロナやインフルエンザを疑いましたが様子を見ました。
1/16 アメリカで初めて体調不良で病院に行きました。体調がめちゃくちゃ悪いしアメリカの病院なので少し不安でしたが、とてもいい先生で検査もテキパキしてくれて安心しました。ちなみに全然コロナでもインフルでもなくただの風邪でした。
1/25 ホストファミリーと一緒にトレドというところにあるアートギャラリーと、ガラスの美術館というとこに行ってきました。日本にいたときはまったくもって興味もなかったことに触れることがこの留学の醍醐味だと思っているので、そういう意味でも最高の体験でした。
1/28 バスケの試合、アメリカの公式戦で初めて3ポイントシュートを沈めることができました。もうバスケットボールのシーズンは1か月も残っていませんが、残りを精一杯楽しみたいです。
2 学校生活
今月は何日も休んでしまったので少し不安でしたが、以前と違い、しっかり先生とコミュニケーションがとれるようになったし、先生に話しかけることに戸惑いがなくなったので、特に成績上の問題もなく遅れを取り戻すことができました。よかったです。
3 ホームステイ
新しいホストファミリーとの生活にもかなりなじんできたし、今度のホストファミリーは日本文化に対する興味をかなり持っていて、前回のホストファミリーと同様に僕の興味のあることや好きなことに対して親身になって話を聞いてくださるので何気兼ねなく生活を送れています。
さらにうれしいことに、ホストファザーの趣味がビリヤードで、毎週2,3回ほどビリヤードをしに学校近くのバーみたいなところへ行って遊んでいます。そこはかなりにぎわっていて、大人がたくさんいるし、ビリヤードが好きな大人はこぞってとても会話が好きで楽しい人なので、会話が弾むから退屈しません。バスケットボールのシーズンが終わったら週にもっとたくさんの回数ホストファミリーと遊びに出かけることになると思うので、今からでもとても楽しみです。
4 その他
実はアメリカの学校のスポーツは成績が数値的に著しく不振の状態の場合、試合に出ることができなくなります。ほかのスポーツは正直わかりませんが、バスケットボールの場合、下から2番目のグレードをとると、1クォーター分、一番下のグレードをとると2クォーター分の時間は試合に出ることができなくなります。しかもこれは重複しないので、もしも一番下のグレードであるFを2つの科目以上でとってしまえば、1試合まるまるの出場が不可能になります。僕の友達の一人も、D2つとFひとつを取得して、一軍のメンバーにも関わらず、今シーズンはもう試合にでることができなくなってしまい嘆いていました。
アメリカの高校は成績とかあんまり気にしてないとか、悪い評価でもあまり関係ないとかそういうイメージを日本人は持ちがちですが、実際はしっかりと学校側でペナルティを定めたり、いい成績をとらせようと努力をしているのが伺えて、衝撃でした。
僕はこれからも悪い成績をとらないように努力したいです。
フィンドレー高校留学報告④【12月】
12月、2024年最後のレポートが届きました。二人ともホストファミリーが変わり、新しい環境の中での暮らしぶりです。
【菅野君の報告】
1 今月の主な動き
12/1 フィンドレーの平均気温がマイナスになる日がほとんどになりました。寒すぎて普通の呼吸で鼻から出てくる息ですら白い息になります。
12/10 バスケチームでの試合の量がとても増えました。一軍的なチームの試合は観客で友達がたくさん来るし盛り上がるのでうれしいです。
12/18 日本の学校のように期末テスト期間になりました。一日2~3教科を3日間続けます。このテストが終わったら冬休みに入るのでがんばります。
12/20 ついに1st semester つまり一学期が終わりました。最終的な一学期の成績はなかなか悪くなかったかなと思っているので二学期もがんばります。
12/21 4か月間お世話になった一つ目のホストファミリーにお別れをして、新しいホストファミリーのお家に引越しをしました。とてもさみしかったし泣きそうになりましたが、なんとかこらえました。次のホストファミリーともよい関係を築けるようにこれからの約半年間も頑張りたいです。
12/22 引っ越して翌日ながらホストファミリーのホームタウンに1週間クリスマス旅行に行きます。ミシガン州のMillersburgという田舎に行きました。WI-FIがなくて絶望しました。
12/25 アメリカのクリスマスは、日本のように、恋人や友達と過ごすのではなくほとんどみんなが自分の家族と過ごします。しかも大人は子供全員にプレゼントを渡します。ラッキーでした。
12/28 旅行が終わって帰ってきました。明日からバスケの練習に行くのが憂鬱です。
2 学校生活
授業をちゃんと聞いていて宿題をちゃんと出していればとりあえず成績は心配なさそうだということがわかりました。ですが、大学入学準備用の英語のクラス(CP English)というクラスだけは本当にとらないことをおすすめします。英語はとても伸びますが鬼のような課題の難易度なので他に手が回らなくて絶望します。
3 ホームステイ
1家庭目のホストファミリーとの生活期間が終わってとてもさみしくなりました。初めからわかっていたことでしたが、思っていた以上に心にジーンとくるものがありました。元ホストブラザーとは学校内外でよく会うことになると思うのでこれからもよい関係を維持していきたいです。
新しいホストファミリーも同じくとてもいい方たちで、アメリカでしか体験できないようなことや文化を僕に触れさせてくれています。これからの5か月間はもっとアメリカの文化に対する理解を深めるという期間にしていきたいです。
4 その他
ホストファミリーや先生などアメリカの大人たちは、みんな顔が広く、多岐にわたる業種にかかわる方々とつながりがあることがわかりました。僕はこちらに来てから、以前から少し興味を持っていたウォルト・ディズニー・カンパニーへの就職についての話をたくさんの人に話してみました。そのおかげで、たくさんの大人が僕とディズニーとのコネクションを作ってくれて、実際にディズニーの社員の方や関係者の方とお話をすることができました。
もしも海外に強く関連がある業種に興味を持っている人がフィンドレーに来たら、ぜひだれかれ構わず自分の夢を語ることをおすすめします。僕のように誰かがコネを作ってくれるかもしれません。何事も積極的に!
【中村君の報告】
🎍あけましておめでとうございます!2025年も宜しくお願いします!
ということで、今回は12月の内容をまとめました。
動物園やクリスマスなど盛りだくさんなので、是非見ていただけたら嬉しいです🙏
1 今月の主な動き
12/1 ホストファミリーのお引越し
12/10 初めてのインタビューテスト
12/15 トレド動物園へ
12/18~20 First Semester Exam
12/21~30 ミシガン州クリスマスへ
12/25 クリスマス
2 学校生活
私の通っているフィンドレー高校は2学期制で、12月をもって1学期が修了しました。なんと最後の週は期末テストで、とても大変でした。もちろん問題文も回答も全て英語で、サポートなどはなかったのですが、得意な科目はやり切ることができたので、自分の英語力も少しだけ成長したんだと小さな喜びを感じました。アメリカでの学校生活も残り半分しかありませんが、ここからは受ける授業も少し変化して、部活のシーズンも始まってくるので、また一味違った生活になると思います!
3 ホームステイ
12月に入りまして、ホストファミリーの引越しを行いました。新しいファミリーは来年の5月までお世話になります。そして、クリスマスにはファミリーの実家がある、ミシガン州クリスマスに滞在しました!なんとフィンドレーから車で8時間!
距離にすると東京から札幌までと同じ距離です。家のコテージからは視界一面にスペリオル湖が広がっており、ショッピングはもちろん、クロスカントリースキーやピックルボールなど、さまざまなアクティビティも体験しました。隣町のミューニシングやマーケットはアウトドアアクティビティや壮大な自然で有名な場所で、毎年カヤックやスキーの世界大会が行われるんだそうです!
4 その他
最後に今年、自分が感じたこと皆さんに伝えたいことを綴ります。
2024年の8月から始まったフィンドレー留学も、折り返し地点にきました。振り返ると、初めての海外で言葉や生活などにも慣れない状態でしたが、いろんな経験を通して、自分も変化していったと感じています。皆さんも日々の生活や受験勉強で辛いと思うことがあると思いますが、今の私たちのあたりまえは、他の人から見ると特別なものかもしれません。私も辛い時期を過ごしましたが、友達からの言葉や、自分を俯瞰して見てみることで、あたりまえに感じていた生活の特別さに気付き、学習のモチベーションにつながりました。新年を迎えるこの時期に、もう一度新たな挑戦をしてみるのはどうでしょうか?これからもフィンドレーからたくさん発信して、頑張っていくと共に、2025年も皆さんにとって良い一年になることを願っています!
前半:トレド動物園
後半:ミシガン州アッパー半島 (ミューニシング, マーケット, クリスマス)
フィンドレー高校留学報告③【11月】
フィンドレー高校の留学報告第3回、11月のレポートです。
二人とも、だいぶ慣れた様子が伝わってきます。
【中村君の報告】
1 今月の主な動き
11/1 クロスカントリー州大会観戦、コロンバス散策
11/5 アメリカ大統領選挙
11/9-10 クリスマスマーケット
11/20 スピーチ発表会
11/23 Fall Break
11/28 Thanksgiving
11/30 アメリカ空軍博物館
2 学校生活
お待たせしました!お待たせしすぎたのかもしれません!
今回は野球部について特集したいと思います。
基本的にクラブアクティビティは季節のシーズンごとに分かれています。
秋 (アメフト、クロスカントリー、サッカーなど)
冬 (バスケットボール、アイスホッケー、レスリング、ボーリングなど)
春 (ベースボール、ソフトボールなど)
なので、スポーツが得意な選手はシーズンごとに競技を変えて、活躍の幅を広げることができます!
野球部は春がシーズンなので、春まで試合や実践練習がありません。
そこで、オフシーズンはトレーニングを中心に活動をします。
現在は週3日、キャッチボールとグラウンド練習、室内でのトレーニングをしていて、さらに気温が下がり、雪が降ると、室内のみの練習に切り替わります。
オフシーズンは誰でも参加ができますが、シーズン前には必ずトライアウトがあって、そこに合格しないとメンバーに入ることができません!
私ももっと頑張ります!
3 ホームステイ
11月28日はThanksgiving Dayという収穫や前年までの祝福に感謝を捧げる祝日でした。
日本ではあまり馴染みのない名前ですが、北米では一大イベントです。
アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日、そのほかにも大陸を離れたドイツやブラジルにもあります。
サンクスギビングの一番の特徴と言えば、やっぱりディナーです!
食卓にはターキー(七面鳥)をメインに様々な料理が並び、家族や友人たちと集まって、みんなで食事をします!
4 その他
最後に、今月行われたアメリカ大統領選挙についてレポートします!
選挙日は11月5日で、選挙権は18歳以上の全ての市民が持っています。
実は、アメリカには住民票や戸籍のような市民を管理する名簿が存在しないので、投票する人は、自分で有権者登録をする必要があります。
投票方法には様々な種類がありまして、一般的な投票所や、ショッピングモールなどでの期日前投票、郵送投票があります。
今回私は実際に住んでいるハンコック郡の共和党主催パーティーに参加してきました。
街一番のホテル会場を貸し切って行われたパーティーでは老若男女、多くの人々が集まり次々と発表される各地区の当選結果に一喜一憂していました。
正直、政党のパーティーというと堅苦しい雰囲気の中で行われるものだと想像していましたが、実際はどんな人でも受け入れて、市民が国の将来について考えることができる、とても良い機会・共有場所の提供になっていると思いました。
日本と比較して、政治という存在がより身近なものになっていて、私もオハイオ州の候補人の方とお話しすることができる、貴重な機会をいただきました。
政治に対する距離感や向き合い方に関して、私たちも考えさせられる良い経験だったと思います。
【菅野君の報告】
1 今月の主な動き
11/1 冬の部活のトライアウトは基本的にこの日から始まります。僕の所属している男子バスケ部は三日間トライアウトを行い、それを通過した人のみ今後の部活に参加することができます。
11/3 トライアウトを通過したのでこの日から通常練習として部活が始まりました。
11/13 初めての練習試合を行いました
11/27 日本でいうリーグ戦がこの日から始まります。僕のいるカテゴリーでは、初戦は惜敗という結果になってしまいました。
11/28 アメリカ世間ではこの日からサンクスギビングという日本でいうお盆のような機関に入ります。今週はその関係で学校がずっとありませんでした。この日から部活もありません。ですがこの日は、サンクスギビング初日に行われるフィンドレー内の大きな行事、ターキータロットというマラソン大会に参加しました。
11/29 ホストファザーの家族がほとんど全員ウィスコンシン州のミルウォーキーというところに、サンクスギビング機関で集まるということになり、そこに僕も旅行に行きました。皆さんと食事をして、夜はブロードウェイの劇場で、「Elf」という、現地ではとても有名なミュージカルショーを見に行きました。貴重な体験ができてとてもよかったです。
11/30 ホストファザーの妹さんが、僕とホストブラザーのために、現地のNBAチームの試合のチケットを、クリスマスプレゼントして用意していてくださいました。人生で初めてのNBA現地観戦は最高でした。
2 学校生活
今月はどこかにでかけることなどがあまりなく、部活ばかりしていました。
部活を始めたことで、たくさんの人と話す機会や、友達に囲まれながら英語をしゃべるという機会が増えました。正直まだつまってしまう場面はありますが、そのおかげで英語の上達を実感する月になりました。心なしか授業を聞き逃すこともなくなってきた気がします。
3 ホームステイ
三か月目にして、ホストファミリーとは詰まることなくすらすらと話せるようになりました。この留学においての一番の味方であり理解者は、日本にいる先生方や、自分の親、友達、またはこちらにいる日本語話者はもちろんのことですが、それにもまして、ホストファミリーが大切なんだということを実感しました。友達とかよりも心を許しているからこそ、一番すらすらと話すことができるし、気ままに英語を話すことができてとてもありがたい存在です。
4 その他
今月は部活をしっかりやり、友達がたくさん増える月になりましたが、同時にこちらでのアジア人差別の風潮というものを考えさせられる月にもなりました。日本、韓国、中国は、こちらに住む人数が比較的少数でアメリカ人にはあまりなじみがないことで、差別につながる可能性もあるとのことです。僕は積極的に友達を作れていて、そうした差別を感じることはありませんが、背景となる文化や風潮について、これからも深く考えなければいけないなと思いました。
1年次グローバル教育講演会
1年次のグローバル教育講演会では冒険家の吉田智輝さんをお招きして講演会を行いました。吉田さんは7大陸すべての最高峰を海抜ゼロメートルから踏破する「Sea to Seven Summits」に挑戦されています。
講演では、冒険家を目指したきっかけから、自然の厳しさ、踏破するまでに出会う人々と交流の魅力など、多岐にわたってスライドと動画を交えて話をしてくれました。見たことのない光景の写真の歓声があがったり、最後には時間が足りないほどの質疑が出たりと、年次全体が興味を持てる講演会でした。
高校1年生だからこそ挑戦できることがたくさんある、というメッセージをいただき、小さな挑戦からはじめる勇気をもらうきっかけとなった講演会でした。
【2年次】グローバル教育ワークショップ
本校のグローバル教育は、SDGsを柱として各年次ごとにテーマを設定しています。2年次は「環境」について、2日に分けて学習しました。
1回目は11月28日(木)に、クラス毎に2か国語の調べ学習を行い、班ごとに質問を付箋に書きました。
2回目は12月12日(木)に行いました。10か国の出身の講師をお招きし、文化の交流と環境保全について講演していただきました。生徒は積極的に取り組み、楽しみながら学んでいました。