グローバル教育
フィンドレー高校留学報告③【11月】
フィンドレー高校の留学報告第3回、11月のレポートです。
二人とも、だいぶ慣れた様子が伝わってきます。
【中村君の報告】
1 今月の主な動き
11/1 クロスカントリー州大会観戦、コロンバス散策
11/5 アメリカ大統領選挙
11/9-10 クリスマスマーケット
11/20 スピーチ発表会
11/23 Fall Break
11/28 Thanksgiving
11/30 アメリカ空軍博物館
2 学校生活
お待たせしました!お待たせしすぎたのかもしれません!
今回は野球部について特集したいと思います。
基本的にクラブアクティビティは季節のシーズンごとに分かれています。
秋 (アメフト、クロスカントリー、サッカーなど)
冬 (バスケットボール、アイスホッケー、レスリング、ボーリングなど)
春 (ベースボール、ソフトボールなど)
なので、スポーツが得意な選手はシーズンごとに競技を変えて、活躍の幅を広げることができます!
野球部は春がシーズンなので、春まで試合や実践練習がありません。
そこで、オフシーズンはトレーニングを中心に活動をします。
現在は週3日、キャッチボールとグラウンド練習、室内でのトレーニングをしていて、さらに気温が下がり、雪が降ると、室内のみの練習に切り替わります。
オフシーズンは誰でも参加ができますが、シーズン前には必ずトライアウトがあって、そこに合格しないとメンバーに入ることができません!
私ももっと頑張ります!
3 ホームステイ
11月28日はThanksgiving Dayという収穫や前年までの祝福に感謝を捧げる祝日でした。
日本ではあまり馴染みのない名前ですが、北米では一大イベントです。
アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日、そのほかにも大陸を離れたドイツやブラジルにもあります。
サンクスギビングの一番の特徴と言えば、やっぱりディナーです!
食卓にはターキー(七面鳥)をメインに様々な料理が並び、家族や友人たちと集まって、みんなで食事をします!
4 その他
最後に、今月行われたアメリカ大統領選挙についてレポートします!
選挙日は11月5日で、選挙権は18歳以上の全ての市民が持っています。
実は、アメリカには住民票や戸籍のような市民を管理する名簿が存在しないので、投票する人は、自分で有権者登録をする必要があります。
投票方法には様々な種類がありまして、一般的な投票所や、ショッピングモールなどでの期日前投票、郵送投票があります。
今回私は実際に住んでいるハンコック郡の共和党主催パーティーに参加してきました。
街一番のホテル会場を貸し切って行われたパーティーでは老若男女、多くの人々が集まり次々と発表される各地区の当選結果に一喜一憂していました。
正直、政党のパーティーというと堅苦しい雰囲気の中で行われるものだと想像していましたが、実際はどんな人でも受け入れて、市民が国の将来について考えることができる、とても良い機会・共有場所の提供になっていると思いました。
日本と比較して、政治という存在がより身近なものになっていて、私もオハイオ州の候補人の方とお話しすることができる、貴重な機会をいただきました。
政治に対する距離感や向き合い方に関して、私たちも考えさせられる良い経験だったと思います。
【菅野君の報告】
1 今月の主な動き
11/1 冬の部活のトライアウトは基本的にこの日から始まります。僕の所属している男子バスケ部は三日間トライアウトを行い、それを通過した人のみ今後の部活に参加することができます。
11/3 トライアウトを通過したのでこの日から通常練習として部活が始まりました。
11/13 初めての練習試合を行いました
11/27 日本でいうリーグ戦がこの日から始まります。僕のいるカテゴリーでは、初戦は惜敗という結果になってしまいました。
11/28 アメリカ世間ではこの日からサンクスギビングという日本でいうお盆のような機関に入ります。今週はその関係で学校がずっとありませんでした。この日から部活もありません。ですがこの日は、サンクスギビング初日に行われるフィンドレー内の大きな行事、ターキータロットというマラソン大会に参加しました。
11/29 ホストファザーの家族がほとんど全員ウィスコンシン州のミルウォーキーというところに、サンクスギビング機関で集まるということになり、そこに僕も旅行に行きました。皆さんと食事をして、夜はブロードウェイの劇場で、「Elf」という、現地ではとても有名なミュージカルショーを見に行きました。貴重な体験ができてとてもよかったです。
11/30 ホストファザーの妹さんが、僕とホストブラザーのために、現地のNBAチームの試合のチケットを、クリスマスプレゼントして用意していてくださいました。人生で初めてのNBA現地観戦は最高でした。
2 学校生活
今月はどこかにでかけることなどがあまりなく、部活ばかりしていました。
部活を始めたことで、たくさんの人と話す機会や、友達に囲まれながら英語をしゃべるという機会が増えました。正直まだつまってしまう場面はありますが、そのおかげで英語の上達を実感する月になりました。心なしか授業を聞き逃すこともなくなってきた気がします。
3 ホームステイ
三か月目にして、ホストファミリーとは詰まることなくすらすらと話せるようになりました。この留学においての一番の味方であり理解者は、日本にいる先生方や、自分の親、友達、またはこちらにいる日本語話者はもちろんのことですが、それにもまして、ホストファミリーが大切なんだということを実感しました。友達とかよりも心を許しているからこそ、一番すらすらと話すことができるし、気ままに英語を話すことができてとてもありがたい存在です。
4 その他
今月は部活をしっかりやり、友達がたくさん増える月になりましたが、同時にこちらでのアジア人差別の風潮というものを考えさせられる月にもなりました。日本、韓国、中国は、こちらに住む人数が比較的少数でアメリカ人にはあまりなじみがないことで、差別につながる可能性もあるとのことです。僕は積極的に友達を作れていて、そうした差別を感じることはありませんが、背景となる文化や風潮について、これからも深く考えなければいけないなと思いました。
1年次グローバル教育講演会
1年次のグローバル教育講演会では冒険家の吉田智輝さんをお招きして講演会を行いました。吉田さんは7大陸すべての最高峰を海抜ゼロメートルから踏破する「Sea to Seven Summits」に挑戦されています。
講演では、冒険家を目指したきっかけから、自然の厳しさ、踏破するまでに出会う人々と交流の魅力など、多岐にわたってスライドと動画を交えて話をしてくれました。見たことのない光景の写真の歓声があがったり、最後には時間が足りないほどの質疑が出たりと、年次全体が興味を持てる講演会でした。
高校1年生だからこそ挑戦できることがたくさんある、というメッセージをいただき、小さな挑戦からはじめる勇気をもらうきっかけとなった講演会でした。
【2年次】グローバル教育ワークショップ
本校のグローバル教育は、SDGsを柱として各年次ごとにテーマを設定しています。2年次は「環境」について、2日に分けて学習しました。
1回目は11月28日(木)に、クラス毎に2か国語の調べ学習を行い、班ごとに質問を付箋に書きました。
2回目は12月12日(木)に行いました。10か国の出身の講師をお招きし、文化の交流と環境保全について講演していただきました。生徒は積極的に取り組み、楽しみながら学んでいました。
フィンドレー高校留学報告②【10月】
フィンドレー高校に留学中の本校の2名(菅野君、中村君)から、2回目の報告が届きました。だいぶ留学生活に慣れ、楽しんでいる様子が伝わります。
【菅野君の報告】
1 今月の主な動き
10/5 中村君のホストファミリーが、アメリカでもとても有名な遊園地である「シーダーパーク」というところに連れて行ってくださいました。富士急ハイランドレベルの遊園地と比較しても遜色ないレベルのアトラクションが数多くあり、とても楽しかったです。フィンドレーからもそこまで遠くないところにある場所なので一日を満喫することができました。
10/18 毎週この曜日にフットボールの試合があるので友達と一緒に観戦しました。フットボールの試合には毎回、服装のテーマが決められています。今回はピンクデーだったので観戦者の大半がピンクのTシャツやパーカーなどを着ていました。
(アメリカで一番仲のいい友達との2ショット)
10/20 ホストファミリーと一緒に、ハロウィンの時期に毎年フィンドレーで開催されている “corn mazes”(コーン畑の迷路)というイベントに行ってきました。とてつもなく巨大なコーン畑に作られた迷路をクリアするというイベントです。ハロウィンのイベントなので、パンプキンドーナツや、新鮮なリンゴスムージーなど、おいしい食べ物がたくさんあって楽しめました。
10/25 季節が完全に冬に移行していくにつれて、木々がとてもきれいに色付いてきました。
10/26 僕の住んでいる住宅街の周辺一帯のこどもたちが、ハロウィンのイベントとしてトリックオアトリートをいろいろな家にまわる日でした。僕は友達と一緒に道路に居座って、歩いてくるちびっこたちにお菓子をくばりました。
10/27 僕が暮らしている住宅街のご近所さんがみんな一つの場所に集まって軽いパーティをしたり、ウェスタンのダンスをしたりする、スクエアダンスパーティというイベントに参加してきました。小さいパーティだし、特に出し物があったりしたわけではありませんが、ウェスタンのダンスを習うのは初めてだったのでいい経験になりました。
(みんなで手をつないで輪を作って踊るスクエアダンス)
2 学校生活
二か月と少し経ったことでだんだんとアメリカ文化に順応できてきたのと、高校生活も板についてきた気がします。
アメリカの高校は二学期分しか学校がなく、成績はそのなかで四回決められます(一学期の前半分の成績、後半の成績、のように四回にわけられる)。テストは低頻度でしかないので、ほとんどは毎日の宿題のクオリティと提出回数によって決まります。勉強自体は英語がよめれば特に苦労することはないので簡単にこなせると思います。
先生たちがとてもフランクで、ぼくにも積極的に話しかけてくださるので二か月目にしてようやく授業もまともに乗り越えることができるようになりました。
3 ホームステイ
最近は部活によく参加しているので、ホストファミリーとどこかに行ったり、外食をするのは土日だけになっていますが、それでもとてもいい関係を築けています。特にホストブラザーとは、毎日学校に一緒に行っているしよく遊ぶので、今では本当の兄弟のように仲良くなることができました。
4 その他
僕が出発前に一番懸念していた、洋服が足りなくなるのではないかという問題がありましたが、母に宅急便で日本からこちらに送っていただくことで解決できたので、出発時にわざわざ大量に詰め込んだりする必要もないなと感じました。
こちらに来てから、一日の内で英語に触れる時間がとてつもなく増えたおかげで、英語を話すことと聞くことに苦労することは少なくなってきました。ですが、文章の読み取り、書き取りなどはまだ慣れていません。受験についてを考えてみたときに一番必要なのは後者の二つなので、それはこちらでたくさん英文を読んだり書いたりするほか、日本の英検や大学の過去問なども積極的に利用して克服することが、先を見越した時には重要視されるかなと考えました。
【中村君の報告】
1 今月の主な動き
10/1 野球部に入部
10/5 シダーポイント(遊園地)に行く
10/9 妹(長女)の誕生日パーティー
10/11 フットボール観戦
10/15 1st クォーター 終了
10/16 2nd クォーター 開始
10/19 友達の誕生日パーティー
10/26 ハロウィン
2 学校生活
今回は自分が受けている授業について紹介します!
朝はスクールバスで登校し、8時から15時まで授業があります。
一回の授業は44分間、業間は4分間で大学のように自分たちで受けたい授業に出席します。日本と違って特殊なのは、時間割が毎日同じなのと、時間のシステムです。
1period=20分で、1日に17period割り振られています。
基本は1つの授業を連続して受けるため、2period+業間=44分になります。
ここからは私の時間割です!
1/2 Environmental Science (生物学、環境学)
3/4 Essential Communication (スピーチやリスニングなど)
5/6 College Prep English 11th (神話読んだり文法調べたり)
7/8 College prep Geometry (幾何学)
9 Lunch Time (お昼休み、この時間もみんな違います)
10/11 Modern World History (近代世界史)
12/13 English Learner Lesson (ネイティブじゃない生徒向けの英語)
14 Study Hall (自習)
15/16 Web Design (プログラミングや、Webサイト作ったり)
17 Study Hall (自習)
もちろん全部英語です!大変ですが、友達や先生が優しいので楽しいです!
3 ホームステイ
10月の一大イベントといえば、やっぱりハロウィンですよね。
実際は10月31日が本番ですが、その日は平日なので、1つ前の週末にお菓子周りをしました!
子供たちはそれぞれ仮装をしてご近所さんを巡ります。日本ではメイクしたり衣装を作ったり、どちらかと言えば仮装がメインのお祭りみたいになってますが、本場ではメイクなどより、あくまでも”なりきって楽しむ”ことが重要だそうです。
私も兄弟と一緒に周って少しお菓子をもらいましたが、量はとんでもないです...
4 その他
10月が終わり、今年もあと2ヶ月に迫りました。ここからはサンクスギビング、クリスマス、期末テストなどイベント盛り沢山なので、忙しいですが楽しみながら、レポートとして皆さんにも伝えたいと思ってます。
【2年次英語】パフォーマンステスト第2回を行っています。
2年次のCIRが中心となって進める ALGL:Active Learning for Global Leaders では、2回目のパフォーマンステストを行っています。最終目標であるクラス内ディベートのために、今回のテストは、反論 Rebuttal の力を試します。
生徒が引いたカードに書かれたテーマ(AI教師、高齢者運転など)について、CIR が意見 Opinion、理由 Reason、例 Example を言い、それを聞いてメモ Active Listening し、反論 Rebuttal する活動です。
生徒は、英語をフルに使う活動を要求されるので、緊張しながらも一生懸命取り組んでいます。