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2021年7月の記事一覧

3年次グローバル教育:SDGs研究発表

今年度の本校のグローバル教育は、SDGsを柱にした学習を計画しています。1年次は「教育」、2年次は「環境」、3年次は「平等」をテーマとして設定し、それぞれ独自の形での学習を進めていきます。
最初に取り組むのは、3年次です。HR委員を中心とした生徒代表がファシリテーター(進行役)となって、クラス全体の流れをリードします。事前研修として、7月12日(月)に全体の流れを確認しました。クラス内でグループに分かれ、メンバー一人一人が各国の実情を語る資料を読んでグループ内で発表します。そして更に深く調べてみる国をグループで選び、調べた結果をクラスで発表します。全く初めての試みにもかかわらず、「できそうだ!」「英語でやりますか?」「パワーポイントのスライドを作りたい!」等の指導教員の期待をはるかに超える頼もしい言葉が飛び交いました。
    

7月19日(月)、生徒ファシリテーターが、本日の学習の目的を説明し、グループ別活動の進行について指示を行いました。どのクラスも、生徒の状況や反応を把握しながらのスムーズな進行で、90分間で、発表、まとめまでの手順をきっちりとやり遂げることができました。担任からのお褒めの講評ももらい、今回の取り組みは、生徒諸君の自信につながったようです。
     
         
     
 終了後にはグループごとにまとめたワークシートを廊下に掲示しました。生徒一人ひとりの夢の一部に不平等や格差を是正し、平等を目指す行動目標が付け加えられたことは大きな意味があります。以下、生徒の『私の夢』記述です。
・私の夢は今よりも多くの言語を操れるようになり、不平等に苦しむ人たちの声を聞き、広めることです。
・私の夢は演劇に携わること。演劇を通じて貧困や不平等、環境問題の現状を多くの人に伝えたい。
・今後、国際関係の学習や異文化理解を深め、世界の様々な‘今’を正しく知り、少しでも改善に貢献することが私の夢だ。

Science English (1年3組)

1年次理数科3組では、「総合的な探求の時間」の中で「Science English(科学英語)」の講座を実施しています。エネルギーについての学習として、卵を割らずに定位置に落下させる研究、実験、計測を行うものです。昨年と同様、すべての場面で英語を使い、今年度はさらに様々な改善が加えられました。
6月4日の第1回では、potential energy(位置エネルギー)、kinetic energy(運動エネルギー)、velocity(速度)などについて、本校Head CIRのCalvinから英語の講義を受けた後、11日の第2回では、卵落としの装置を班ごとに作りました。各班に提供された材料はすべて同じもので、CIRの助言を受けながら、それぞれ独自のアイディアで装置を作成しました。

18日の第3回、いよいよ落下実験が行われました。今年は段ボール箱の使用をやめ、装置の精度を高めた結果、パラシュート系の仕掛けなど、さらなる改善が多く見られました。微風が時々ありながらも好天に恵まれ、これまでの講義の知識を生かし、どの班も科学の心を十分に発揮し、本校2階にある中庭(ラーニングストリート)で落下実験を行いました。3階の通路から、次に4階から、そして最上階の5階からと、卵を割らないように、的をめがけて落下させました。どの班も5階まで上がることができ、しかも卵を割ったのは1班だけという素晴らしい結果となりました。特に第7班「AZITAMA」は、5階からの落下では、抜群の結果を残しました。

英語での科学の授業は、困難な場面もありますが、グローバルに活躍する科学人材の育成として、とても有意義な時間となっています。

結果は以下の通りです。

詳しい様子はこちらの動画をご覧ください!