進路指導部から

2025年8月の記事一覧

文理融合について

 人文・社会科学中心だった大学でも、理系との融合教育が進められています。データ分析やプログラミングがあらゆる学問分野で必要とされているからです。

 このため、主専攻は文学や歴史などの人文科学であっても、副専攻としてデータサイエンスを設けることが一般的になっています。こうした講座では微分積分など数学の理解も必要になります。もっとも、身近な事例からデータを分析していくことから、高校で数学を学んだ意義について大学にきてはじめて気が付いた、という声もあがるそうです。

 経団連が2021年に実施した企業調査によると、大卒者に期待する知識として、「理系・文系の枠を超えた知識・教養」が85%と最も多かったという報道もあります。

 本校では文理にわたってまんべんなく学ぶ教育課程を編成しています。なかには苦手科目に苦しむ場合もありますが、時代の要請にこたえるためにとても重要なことなのです。あきらめずに頑張って学んでいきましょう。

 

夏休みの勉強について

 夏休みも3週間近く、およそ半分がすぎました。校内には進学講習を受講する生徒、自習室で黙々と机に向かう生徒、そしてグラウンドでも体育館でも生徒の声が響き、ラーニングストリートには文化祭にむけて準備を進める生徒たち、と活気にあふれています。

 生徒の皆さん、夏休みの勉強の計画は進められているでしょうか。高校生は勉学に部活動に行事に忙しい毎日を過ごしますが、1年の365日のうち平常授業が行われるのはその半分程度です。残りの半分を意識して計画的に取り組むことが勉学と部活動の両立には不可欠です。特にこの夏休み、いかに勉強を計画的に進めるかが高校生活を充実させるうえで重要です。

 猛暑が続きますが、朝、比較的涼しいうちに登校し、講習、自習、部活動に取り組むことが毎日を計画的に過ごすことを可能にします。何よりも、志を同じくする仲間と一緒に過ごすことが皆さんをポジティブにするはずです。

 夏休みの後半も、みんなで一緒に頑張りましょう。