SSHの取り組み
科学プレゼンテーション講座②
6/1(土)午後、中部大学井上先生をお招きして第2回の科学プレゼンテーション講座を行いました。
今回は前半に国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)のホームページコンテンツの一つ、未来の科学者たちへを教材に様々な物質の「研究」について、そしてそれらを行っている「研究者」について井上先生の講義を受講しました。
今回は超電導、超撥水材料、ダイヤモンドと熱伝導、そしてヤシガニのハサミから新材料を生み出そうとする研究者、ハエの脚をヒントに新たな接着材料を開発する研究者について紹介いただき、そこから「研究とは何か?」について多くを学びました。
そしてこの内容をもとに、各自がプレゼンテーションを組み立て相互に練習し、最後に代表者4名がみんなの前で発表しました(この4名はチャンスの神様の前髪を積極的につかみに行きました!)。
今回の内容は、9/20(金)に実施予定のつくば研修ともリンクしています(上記の研究者は昨年度、実際に2年生が訪問した方々です)。「研究者の手法から学ぶ」が川口市立高校のSSH開発課題です。それぞれの研究者からどんなことを聞いてみたいか、各自主体的に考え、実りのある研修にしていきましょう。
・動画からの学び ・身近な最先端技術 ・NIMSの研究からの学び
・様々な科学に関する動画を見てみて
課題研究再開
テーマ発表会から2週間、中間考査も終わり各チーム課題研究が再開されました。
それぞれ指摘されたことを受けてさらに調査を続けているチーム、より自分たちの方向性が固まり実験に取り掛かるチーム、研究することの難しさを感じながらも、主体的に行動する様子が見られました。
この『考えるプロセス』を大事にするのが、川口市立高校の探究活動です。
まだまだ始まったばかりですが、自らの思索を深めていけるよう、チームワークを発揮して課題に取り組みましょう。
・スマホを解体しているB班の様子
・二酸化炭素計測中のH班。この後、予測と違うことが起きてしまいましたがそれもまた実験です。
・G班のハチノスツヅリガの幼虫と自作の温度・湿度センサー
電子工作講習
5/24(金)、理数科3年次生による2年次生への電子工作講習が行われました。
これは昨年度課題研究で電子工作を行ったチームのメンバーが、そこで得た技術・知識を下級生へ伝達するという目的の元実施したものです。当日は5名の2年次生が集まり、先輩からの講習を受講しました。
令和6年度研究テーマ発表会
5/17(金)、理数科2年次生による研究テーマ発表会が行われました。
昨年度よりこの形にして実施しましたが、上級生の様子を見学して1年。いよいよ自分たちの番です。
今年度は5限から開始しましたが、本校SSH運営指導委員の先生方にじっくりとテーマについて聞いていただき、疑問点やアドバイスをもらうことができました。
また6限には今年の1年生も参加し、先輩たちの発表をきき興味のあるテーマについて意見交換を行いました。
このテーマ発表会で洗い出された様々な点を踏まえ、中間テスト後から本格的に課題研究がスタートします。
A班:多感覚知覚について B班:天然色素を利用した色素増感太陽電池の開発
C班:セイダカアワダチソウによるカフェ酸製造の研究 D班:圧電素子による靴底発電
E班:藻類からインクをつくる F班:木質バイオマスによるエタノールの生成
G班:ハチノスツヅリガの湿度によるプラスチック分解の変化 H班:二酸化炭素の吸着
I班:うま味と4味による唾液分泌量の変化 1年生による見学
課題研究テーマ発表会に向けて
1年生がエッグドロップを行っている裏で、2年生は来週に迫った課題研究テーマ発表会に向けそれぞれ作業を行っていました。
各チーム、主体的に「研究」に向けてリサーチクエスチョンから方法まで答えのない問いを考えるプロセスを体感し、試行錯誤していました。しっかりと自分たちの「問い」を説明できるよう、あと1週間頑張っていきましょう。
・このたまねぎからどんな研究が?