理数科
理数科つくば研修 NIMS 超伝導グループ
10月25日、1年理数科は筑波研究学園都市と筑波大学にておいてつくば研修を行なっています。
午後は、3カ所に分かれて研修を行なっています。
こちらは、物質・材料研究機構 (NIMS) において超伝導に関する研修を受けているグループです。
NIMSの小森和範先生による実験研修です。
実験に関する説明を受けています。
低温にすることにって超伝導体の電気抵抗が減少することを確かめる実験です。
液体窒素を使った実験です。もちろん液体窒素を使うのは初めて。
安全のために革手袋をしての実験となります。
超伝導体を液体窒素の入った発泡スチロールトレイに入れて実験を行なっている様子です。
学校でいつも使う金属製のピンセットでは熱伝導動が高く、液体窒素にピンセットが触れるとピンセットが急激に冷却されて指がピンセットに貼り付いて危険です。ここでは、熱伝導度の低い割り箸を使って物質を操作しています。
写真だけ見ると不思議な感じがしますね。
超伝導体の特徴の一つピン留め効果の実験です。磁石の上に冷却した超伝導体を載せています。
上に乗せた超伝導体は、磁石の上で浮かんでいます。しかも、多少動かしても超伝導体は磁石の上にピン留めされている様に浮かんだままの状態を保っています。
とても不思議な光景です。
高校では体験することがとても難しい実験を今回実習することができて、皆さん少々興奮気味です。
理数科つくば研修
10月25日、1年理数科は筑波研究学園都市と筑波大学にておいてつくば研修を行なっています。
午前中は、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 筑波宇宙センターの研修です。
宇宙服に関する説明を受けています。
続いて、小型衛星についての説明です。
この後スペースドーム内での活動になります。
ここでは、自由に行動してそれぞれの興味関心に従って学習をしていきます。
こちらは、補給機の写真です。
宇宙服を間近に見ることができます。
初めて見るものが多く、生徒たちは興味津々の様子でした。
この後、昼食をとって筑波大学プラズマ研究センターでの研修グループと物質・材料研究機構 (NIMS) での3つの班 (NIMS班はさらに2つに分かれます) に分かれて午後の研修となります。
課題研究概論 & 筑波研修事前指導
本校理数科では、1年生後半から課題研究に取り組みます。
それ先立ち、知見を広め、生徒自身が本当にやりたいことを見つけられることを目指して様々な校外・校内研修を行ってきました。
10月25日には、つくばへの研修に出発します。
それに先駆けて、9月20日にはお茶の水女子大学の植竹先生による課題研究概論、9月27日と10月4日には中部大学の井上先生によるつくば研修の事前指導が行われました。
写真左: お茶の水女子大学の植竹先生による課題研究概論
写真右: 中部大学の井上先生によるつくば研修の事前指導
9月20日行われたお茶の水女子大学の植竹先生による課題研究概論の様子です。
こらからの課題研究での課題をどのように見つけていくか、その課題にどのように取り組むかをお話しいただきました。
その中では、過去の研究論文を検索して、それぞれが論文を読むという実習も行われました。
課題研究についてイメージを持ってもらえたかと思います。
続いて、課題研究のテーマ探しの一環として10月25日につくば研修を行います。
それに先駆けて中部大学の井上先生に事前指導を行っていただきました。
井上先生には今回のつくば研修のコーディネートもお願いしています。
今回のつくば研修では、午前中に宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 筑波宇宙センターに、午後は筑波大学プラズマ研究センターと物質・材料研究機構 (NIMS) の2か所に分かれて研修を行います。
宇宙開発の歴史に関するお話です。
10月25日のつくば研修で、理数科の皆さんが科学に関する興味関心を広め、課題研究につながる実り多きものになることを願っています。
埼玉大学 HiGEPS (夏休み集中講座)
2019年8月8日 埼玉大学HiGEPSプログラムにお邪魔してきました。
本校からは、このプログラムに理数科1年生5名が参加しています。
本日は夏休み集中講座ということで、朝から夕方までのあいだに昼食を挟んで5つの講座(自動運転技術、物理・化学、太陽観察、材料科学 (ポリマー)、ホルモン) が実施されました。どの内容も高校で学習する内容の1歩も2歩も先の内容で全部を理解するのは、なかなか難しいと思います。
1講座は80分で実施され、高校の授業よりも30分多いですが全員集中して講義を聞いて、メモをとったりしています。
各講義の後は、小レポートをまとめて提出します。
今回の集中講座を聞いて、その中から3つのテーマを選択して、更に自分で調べて本レポートをまとめるというのが、HiGEPSの夏休みの宿題ということでした。
学校の宿題も沢山ある中、大変だとは思いますが、今回の講義の内容やレポートはこれから役に立つことばかりなので、頑張ってレポートに取り組んでください。
詳しくはこちらをご覧ください HiGEP埼玉大学
東京大学 知の協創 実践学講座
2019年8月5日に東京大学生産技術研究所において「物理を学ぶ、物理を作る 〜高校物理から宇宙研究の最先端へ〜」と題して、東京大学 高大接続研究開発センター 高大連携推進部門と東京大学 Kavli IPMU (カブリ数物連携宇宙研究機構)が連携して実施した高大連携プロジェクトに参加してきました。
本校からは、理数科1年生4名が参加しました。
アクティブラーニングの形式で埼玉県内の高校生と中学生が「科学者は広大な宇宙の仕組みや成り立ちをどのように探求しているでしょう?」という問にチャレンジします。
はじめに、理論物理学や実験物理学で一見すると矛盾してしまう結果について、自分たちが宇宙物理学の研究者になったつもりで、どのようにすると今回提示された観測事実や理論的に導き出される結果すべてが矛盾することなく説明できる仮説の構築に各グループで挑みます。
詳しくはこちらをご覧ください 産学恊創推進本部 知の恊創 実践学講座(平成30年度)
そして、その内容についてポスター発表を行いました。
午後からは、東京大学 Kavli IPMUの村山教授のビデオ講義を聴講し、午前中の経験と午後の村山教授の講義をもとに「科学者は広大な宇宙の仕組みや成り立ちをどのように探求しているでしょう?」というお題で、各グループが話し合い再びポスター発表です。
最後に、村山教授がドイツからビデオ会議を用いて、参加者からの質問に答えていただきました。
宇宙物理にどっぷりと浸れる、濃密な1日でした。