SSHの取り組み
令和6年度理数科2年次課題研究中間発表会
10/4(金)、本校小アリーナにて理数科2年次課題研究中間発表会を行いました。
今回は運営指導委員の先生方・理数科1年次生に加え、初めて附属中2年生が見学に来ました。
さらに、急遽サプライズで理数科3年次の先輩方にも発表を聞きに来ていただきました。3年生からは昨年の体験を踏まえた鋭い意見を各チームもらい、刺激を受けていました。
附属中2年生たちは、ちょうど理科の授業で勉強している分野とリンクした内容の研究も多く、疑問や学びを高校生たちにぶつけているようでした。
今日頂いた意見をもとに、よりよい研究となるよう探究を続けていきましょう。そして次はプナホウスクールの生徒たちへ英語で発表します。臆せず、海外の高校生へ「プレゼンテーション」できるように準備をしていきましょう。
・CIRからの英語の質問にも頑張って答えました!
【研究タイトル】
・A班:多感覚知覚~視覚に及ぼす聴覚の影響~
・B班:野菜の色素を利用した色素増感太陽電池の開発
・C班:ソリダゴ・カナデンシスからのカフェ酸抽出研究
・D班:圧電素子による靴底発電
・E班:藻類の色素を用いたインク作り~適切な抽出方法と培養方法、絵具制作のの方法の調査~
・F班:白色腐朽菌によるリグニンの分解
・G班:ハチノスツヅリガの湿度によるプラスチック分解の変化
・H班:二酸化炭素の抽出~多孔質な固体~
・I班:うま味と4味による唾液分泌量の変化
課題研究中間発表に向けて
理数科2年次課題研究の中間発表まであと一週間となりました。
各チーム、ポスター作成や実験データ取りなど、ラストスパートをかけていました。
・カフェ酸の色を確認しているC班
・ポスター作成協議中のH班、D班のメンバー
・D班の作成した圧電素子電圧測定器
令和6年度つくば研修
9/20(金)、理数科1年次つくば研修を実施しました。
午前中は産業技術総合研究所の地質標本館・サイエンススクエアを見学しました。
地質標本館では3グループに分かれ、地学研究者の方による詳細なガイド説明のもと様々な岩石や地質・プレートに関する事項、日本列島の成り立ちなどを学ぶことができました。
サイエンススクエアでは、最新の技術について展示を見ながら地質館と同様にガイドを受け、これからの時代を変えるような新しい技術を目の当たりにすることができました。
午後は、筑波大学プラズマ研究センターとNIMS(物質・材料研究機構)に分かれ、研究所訪問を行いました。それぞれプラズマ、構造色、スマートポリマー、バイオミメティクス、超電導の研究者から講義を受けたのち実際の研究室を訪れ、どのように最先端の研究が行われているかを体験しました。
・NIMSスマートポリマー班 このように少人数で日本最高峰の研究室を訪問し、研究者から話を聞きます。
【生徒の感想】
・NIMSが研究の軸としている、素材の開発をした研究室で、実際の人たちが作業しているところを見て、研究のイメージがはっきりしました。ほんの一部では有りますが。スマートポリマーを開発した荏原博士が研究で大切なことや、開発したもので今後どのような活動をしたいのかを詳しく聞けて、研究者への道がなんとなく開けたような気がしました。スマートポリマーの仕組みが分かりました。ですがほかの環境条件の変化による可逆的なポリマー応答が可能か気になったので、自分でももっと調べてみたいと思います。
・超伝導について、事前に調べて大まかにどんなものかは知っていたけど、実際に話を聞いて、色々細かい性質や、これまでにどんな実験、研究がされていたのかについても知れたし、超伝導に関する実験も色々体験させてもらえてとても良い経験になりました。
・プラズマに関して調べたことよりわかりやすく伝えてきてくれたことや電気を帯びたプラズマは、磁力線に巻き付くというサイクロトロン運動やプラズマ閉じ込め方式のトカマク型やミラー型の構造解説、プラズマの発生方法など知らなかった知識をわかりやすく教えてくれました、また、3Eのトリレンマ問題(3E+S)やITER計画の説明なども知らなかったので驚きました。
普通科・総合探究Ⅰでのプレゼン講座
9/19(木)、理数科1年次4名が普通科のSS総合探究Ⅰにてプレゼンテーション講座をオンライン配信で行いました。
これまでの理数探究で学習してきたプレゼンの型を、普通科の同級生たちに「プレゼンテーション」しました。
ジェスチャー・ポスチャー・アイコンタクト・ボイスや、イントロダクション・ボディ・コンクルージョンなどプレゼンテーションの基本的用語をそれぞれ解説した後、一人一人が実際に発表を行って(このために各自スライドを作成しました!)どのように相手に自分の考えを伝えるのか、この半年の成果を披露しました。
・アイコンタクトの練習
つくば研修事前学習③
9/13(金)、来週に迫ったつくば研修の事前学習③を行いました。
先週決まった各グループに分かれ、それぞれ訪問する研究所の先生方に対する疑問等をまとめ、全体で発表をしました。
これまで見てきたNIMSの研究紹介動画やテレビ番組、ホームページ記事などからそれぞれの科学的事象への興味を確認しながら、4月のプレゼンテーション講座の復習(プレゼン型①Introduction②Body③Conclusion)もしながら、自分の考え・自分たちのグループのテーマをまとめていく作業を行いました。
来週は今日まとめたことをしっかり研究者の先生方に伝える=プレゼンテーションできるようにしましょう!
・プラズマ班 ・超電導班 ・スマートポリマー班
・構造色班 ・バイオミメティクス班
【3日目】SSH生徒研究発表会
SSH生徒研究発表会は本日で最終日となりました。
本日は昨日各分野から選出された代表校による全体発表が行われました。どの学校も素晴らしい研究で、生徒教員ともども感心させられました。
また、閉会式において表彰がありました。本校は審査員によりポスター発表が優秀であったと認められた学校に送られるポスター発表賞を受賞しました。
これまでの努力が報われ、生徒も大喜びでした。
発表した生徒たちの理数探求はこれで終わりになります。今回の経験を今後に生かしてくれることと思います。
これまでご指導いただいた皆さまありがとうございました。
【2日目】SSH生徒研究発表会
SSH生徒研究発表会が本日から始まりました。この発表会では全国のSSH指定校、経験校から代表グループがポスター発表を行います。
本校代表のグループも朝からさまざまな学校の生徒や教員にポスター発表を行い、たくさんの質問や意見をいただきました。
また、この発表会では審査委員による審査もあります。審査の際には緊張した様子でしたが、これまで考えながら取り組んできた内容を丁寧に説明していました。
【1日目】SSH生徒研究発表会
明日からのSSH生徒研究発表会に参加するため理数科生徒6名が神戸に出発しました。
昨年度理数科2年次に実施した理数探究において校内選考を勝ち抜いたグループがポスター発表を行います。
本日は会場にて、設営と明日は備えて発表の最終確認を行いました。
生徒は早速他校のポスターを見て明日聞いてみたい学校の目星をつけており、やる気十分といった様子でした。
湾岸生物探究合宿3日目
合宿最終日、9:00から11:30まで最後の観察です。生徒たちは、受精後約42時間の幼生と、清本先生が準備してくださった受精後30日超の幼生を観察しました。また、酸性海水での発生について調べました。
各班の発表では、それぞれが疑問に思ったことを清本先生に積極的に質問していました。参加した生徒一人一人の3日間の成長を感じました。
学校では体験ができない本物に触れることのできた充実した3日間でした。
この貴重な体験を今後の学習に生かしてほしいと思います。
湾岸生物探究合宿2日目
合宿2日目、生徒たちは、9:00から10:00までウニの発生について昨日の観察の続きを行った後、10:00から12:00まで、お茶の水女子大学宇田川先生の案内で研究所の側の海岸で磯採集を行いました。生徒たちは水に濡れながらも、たくさんの生物の採集に夢中になって取り組んでいました。
午後は、13:00から宇田川先生による磯の生物についての講義の後、採集した生物を観察しました。生徒たちは、顕微鏡の使用を先生にお願いしたり、疑問に思ったことを質問したりしながら、積極的に観察することができていました。
夕食後19:00から21:00まで、生徒たちは、受精して約28時間後の発生の過程を観察し、さらに、偏向板を顕微鏡に装着し、骨格を光らせて観察しました。また、分類の勉強とナメクジウオの顕微鏡観察を行いました。
2日目は朝から夜までの活動となりましたが、生徒たちは集中力を切らすことなく、最後まで実習を楽しんでいました。