SSHの取り組み
湾岸生物探究合宿1日目
7月20日(土)から22日(月)まで、1、2年次の理数科を中心に希望者22名が、お茶の水女子大学海洋生物教育研究所(千葉県館山市)で海洋生物探究合宿を行なっています。
参加生徒たちは研究所に到着後、13:00から17:30までお茶の水女子大学清本教授の指導のもと、研究所内の実験室で、ウニの卵と受精卵の顕微鏡観察を行いました。ムラサキウニとタコノマクラの卵割の観察と並行して、海洋の酸性化と酸性海水でのウニの発生についても観察、実験を通して学びました。生徒たちは本日より3日間かけて、ウニの発生の過程について観察を続けていきます。
夕食後19:00から、生徒たちは研究所近くの港まで歩き、ウミホタルの夜間採集を行いました。ウミホタルの幻想的な光に生徒たちは目を輝かせていました。
採集後は研究所に戻り、清本先生の講義を受けながら、採集したウミホタルを顕微鏡観察し、ウミホタルのからだのつくりなどについて学びました。
1日目は、午後からの活動でしたが、生徒たちにとって充実した1日となりました。
科学プレゼンテーション講座②
6/1(土)午後、中部大学井上先生をお招きして第2回の科学プレゼンテーション講座を行いました。
今回は前半に国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)のホームページコンテンツの一つ、未来の科学者たちへを教材に様々な物質の「研究」について、そしてそれらを行っている「研究者」について井上先生の講義を受講しました。
今回は超電導、超撥水材料、ダイヤモンドと熱伝導、そしてヤシガニのハサミから新材料を生み出そうとする研究者、ハエの脚をヒントに新たな接着材料を開発する研究者について紹介いただき、そこから「研究とは何か?」について多くを学びました。
そしてこの内容をもとに、各自がプレゼンテーションを組み立て相互に練習し、最後に代表者4名がみんなの前で発表しました(この4名はチャンスの神様の前髪を積極的につかみに行きました!)。
今回の内容は、9/20(金)に実施予定のつくば研修ともリンクしています(上記の研究者は昨年度、実際に2年生が訪問した方々です)。「研究者の手法から学ぶ」が川口市立高校のSSH開発課題です。それぞれの研究者からどんなことを聞いてみたいか、各自主体的に考え、実りのある研修にしていきましょう。
・動画からの学び ・身近な最先端技術 ・NIMSの研究からの学び
・様々な科学に関する動画を見てみて
課題研究再開
テーマ発表会から2週間、中間考査も終わり各チーム課題研究が再開されました。
それぞれ指摘されたことを受けてさらに調査を続けているチーム、より自分たちの方向性が固まり実験に取り掛かるチーム、研究することの難しさを感じながらも、主体的に行動する様子が見られました。
この『考えるプロセス』を大事にするのが、川口市立高校の探究活動です。
まだまだ始まったばかりですが、自らの思索を深めていけるよう、チームワークを発揮して課題に取り組みましょう。
・スマホを解体しているB班の様子
・二酸化炭素計測中のH班。この後、予測と違うことが起きてしまいましたがそれもまた実験です。
・G班のハチノスツヅリガの幼虫と自作の温度・湿度センサー
電子工作講習
5/24(金)、理数科3年次生による2年次生への電子工作講習が行われました。
これは昨年度課題研究で電子工作を行ったチームのメンバーが、そこで得た技術・知識を下級生へ伝達するという目的の元実施したものです。当日は5名の2年次生が集まり、先輩からの講習を受講しました。
令和6年度研究テーマ発表会
5/17(金)、理数科2年次生による研究テーマ発表会が行われました。
昨年度よりこの形にして実施しましたが、上級生の様子を見学して1年。いよいよ自分たちの番です。
今年度は5限から開始しましたが、本校SSH運営指導委員の先生方にじっくりとテーマについて聞いていただき、疑問点やアドバイスをもらうことができました。
また6限には今年の1年生も参加し、先輩たちの発表をきき興味のあるテーマについて意見交換を行いました。
このテーマ発表会で洗い出された様々な点を踏まえ、中間テスト後から本格的に課題研究がスタートします。
A班:多感覚知覚について B班:天然色素を利用した色素増感太陽電池の開発
C班:セイダカアワダチソウによるカフェ酸製造の研究 D班:圧電素子による靴底発電
E班:藻類からインクをつくる F班:木質バイオマスによるエタノールの生成
G班:ハチノスツヅリガの湿度によるプラスチック分解の変化 H班:二酸化炭素の吸着
I班:うま味と4味による唾液分泌量の変化 1年生による見学
課題研究テーマ発表会に向けて
1年生がエッグドロップを行っている裏で、2年生は来週に迫った課題研究テーマ発表会に向けそれぞれ作業を行っていました。
各チーム、主体的に「研究」に向けてリサーチクエスチョンから方法まで答えのない問いを考えるプロセスを体感し、試行錯誤していました。しっかりと自分たちの「問い」を説明できるよう、あと1週間頑張っていきましょう。
・このたまねぎからどんな研究が?
Science English "Egg Drop Day4"
5月10日(金)、毎年恒例の理数探究Ⅰのユニット「Science English」のエッグドロップを実施しました。
理数科オリエンテーション時に各CIRと共同して作成した作品を、生卵を使って実際に落としてみる日です。
それぞれ計画通りになったかどうか、うまく行った点といかなかった点も含め次回にしっかりと振り返りを行いましょう。
・まずは3階からdrop ・次は4階 ・最後に5階 ・今年のチーム名
・割れてしまった卵の清掃中 ・ラストdropに向け作戦会議 ・休み時間のギャラリー
令和6年度理数科オリエンテーション2日目
本日は1限に科学の甲子園オリエンテーションを行った後、2~7限で中部大学井上先生による科学プレゼンテーション講座を実施しました。
明快な井上先生のトークをお手本に(!)生徒たちもぐんぐんと表現力が上がっている様子が見えました。
非常に濃密な6時間だったため、終了後はやや疲れた様子も見えましたが、やり切った表情が印象に残りました。
また7限後には、2年理数科代表生徒による理数科紹介を行いました。
積極的に質問をする後輩に、2年生もちょっとたじろぐ様子も見えましたが?大人の対応でしっかり切り返していたところはさすがの貫録を見せつけてくれました。ぜひ一緒に、新しい川口市立高校理数科を作り上げていってほしいものです。
令和6年度理数科オリエンテーション1日目
本日より今年度の理数科オリエンテーションが始まりました。
初日である今日は、1限に開講行事として校長先生、理数科長、政策アドヴァイザーより講話を行った後、2~4限目にお茶の水女子大学植竹先生による実験基礎講座、5・6限には東京大学堀先生によるアクティブラーニング講座、7限には本校CIRによるScience English講座を行いました。
一日を通して、理数科としての意識とクラスの団結が深まったようでした。明日も頑張りましょう!
実験基礎講座
アクティブラーニング講座
Science English講座
1・2年次理数科 プナホウスクール 相互研究発表会
3月12日(火)1,2限に、1・2年次理数科は、プナホウスクールと相互研究発表会を実施しました。
今年度の海外研修で訪問したプナホウスクールに、課題研究の最終成果を発表しました。また、プナホウスクールの生徒は、授業で行っているフィールドワークの成果を発表しました。
2年次理数科は、10月に出会った先生や生徒を懐かしむ様子が見られました。英語でのプレゼンテーションは以前よりも内容が濃くなり、またハワイからの質問に英語で答えることもできました。
1年次理数科は、日本とハワイの文化の違いに驚いている様子でした。来年度に海外研修があるという自覚を持ち、今後の英語学習のモチベーションにつなげられるといいと思います。
本日の相互研究発表会に携わっていただいた皆様方、ご協力ありがとうござました。