SSHの取り組み
課題研究中間発表会
12月2日(金)本校大ホールにて「課題研究中間発表会」を行いました。
本校では2年次理数科の生徒は7つの班に分かれて課題研究を行っています。今回の発表では、夏休みや2学期の授業の中で実際に行った調査や実験の結果をスライドにまとめて発表しました。1年次理数科の生徒も参加し、来年度の課題研究に向けて先輩の姿から研究に対する熱意や姿勢を学ぶことができました。
当日は、SSH運営指導委員より永澤先生、山口先生にご来場いただき、井上先生、櫻井先生にはZoomをつないでご講評をいただきました。また、お茶の水女子大学より植竹先生、川口市教育局より栁𣘺様にもご来場いただき、ご講評をいただきました。実験の結果に対する考察の仕方や、今後の実験方針など具体的なアドバイスをいただくことができ、最終発表に向けて足りていない点を知ることができました。
これからは論文作成、ポスター作成とこれまでの探究活動をまとめていく時期になります。成長した姿を見せられるように、活動に励んでいきます。
お茶の水女子大学研究室訪問
11月18日(金曜日)に理数科1年生がお茶の水女子大学の研究室訪問に行ってきました。
研究室訪問の前に、お茶の水女子大学名誉教授の最上先生による講義を受けました。
実際に大学1年生が受講する生物物理学の内容を高校生向けにかみ砕いてお話しいただきました。
内容は生物・物理・数学・工学の様々な視点から生き物をとらえるというお話で、生徒は興味深く講義を聴いている様子でした。講義後も複数の生徒が質問したり、板書を見ながら考えを共有している様子が見られました。
講義のあとは大学院生によるキャンパスツアーと研究室見学でした。
実際の研究の現場を生で見て、大学院生の方と直接お話することでたくさんの刺激を受けたようです。
お世話になった先生方・大学院生の皆さんありがとうございました!
つくば外部研修
10月28日(金)に理数科の1年次を対象とした「つくば外部研修」を行いました。
午前は「産業技術総合研究所」にて川辺先生にご講義をしていただきました。「日本の火山」について、学校では学ぶことのできない研究者からの視点で火山の特徴や分類を学ぶことができました。
その後、同敷地内にある「サイエンス・スクエア」「地質標本館」を見学しました。どちらの展示も充実した内容で、生徒からは時間が足りなかったという声が多く上がりました。「地質標本から過去を学び、最新技術から未来を学ぶ。」ここでしかできない経験をすることができました。
午後からは2つのグループに分かれて「筑波大学プラズマ研究センター」「物質・材料研究機構(NIMS)」にてそれぞれ研修を行いました。
「筑波大学プラズマ研究センター」では、ご講義と「GAMMA 10」の見学をさせていただきました。プラズマについての知識が深まると共に新たな疑問が湧き、さらに調べてみようという原動力になりました。
「物質・材料研究機構(NIMS)」では、さらに4つのグループに分かれて「超電導」「バイオミメティクス」「ヤシガニ」「超撥水」の研究室で研修を行いました。どのグループも研究の理論を理解するだけでなく、その研究によって何を作ることができるのか、何に役立つのかという研究者からの視点を学ぶ機会になりました。
11月4日(金)の7限に事後学習として、自分の経験をクラスメイトにプレゼンしました。今回の研修は全ての生徒が同じ体験をしたわけではないので、これまでに練習してきたプレゼンテーションの方法を活かして知らない人に伝わるように工夫しました。
科学の甲子園
11月5日に埼玉県総合教育センターにて開催された科学の甲子園埼玉県予選に本校生徒5名が出場しました。
出場に向けて生徒は放課後に集まって、遅くまで事前課題に取り組んでいました。
(事前課題のプロペラカーを作成している様子。熱心に試作を繰り返していました)
大会当日には事前に設計していたプロペラカーも無事に完走し、筆記試験もチームで協力して取り組んでいました。
(会場でプロペラカーを作成している様子。この後の本番でも無事に走らせることができました)
結果は上位大会進出とはなりませんでしたが、来年も参加したい!!という生徒もおり、参加した生徒たちは今回の大会を楽しんでいたようでした。
理数講演会
11月2日に本校小ホールにて理数講演会が行われました。
講師に東京工業大学から多久和理実先生をお招きし、「科学者たちが残した言葉を読む」についてご講演いただきました。
東京工業大学のカリキュラムに関するお話から始まり、先生の研究に関するお話を生徒にもわかりやすくお話しいただきました。
特に虹の色の数についての話題は生徒にとって好奇心が刺激される話題だったようで、講演後も楽しそうに議論している生徒も見られました。
多久和先生ありがとうございました!