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グローバル教育

Santa Claus is coming to KMHS.

令和元年12月24日(火)。令和元年度第2学期終業式の日です。
 勉学に、部活動に、行事に、実に様々なことがあった2学期も終了です。よく頑張った自分、残念だった自分、様々な自分をきちんと振り返り、新たな未来に向けて、新たな気概を持つときです。目標を再確認し、達成までの道のりを再点検するときです。
 明日はクリスマス。サンタクロースが市立高校にもやってきました。令和2年はもうすぐです。

グローバル教育講演会(2年生)

12月18日(水)3、4時間目、1年生に続いて、2年生対象のグローバル教育講演会が開催されました。講師として、埼玉県ユニセフ協会登録ボランティアの吉岡さん中牟田さんをお迎えし、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)をテーマに、お話しいただきました。
 前半は、中牟田さんが、SDGsを世界のみんなで取り組むべき課題として丁寧に説明され、その後、生徒たちが、自分にできること、自分がやれたはずのことを付箋に書き、模造紙に貼り付けました。
 後半は、吉岡さんが、ユニセフ協会の取り組みとSDGsについて解説しました。ビデオが流され、毎日8時間かけて水汲みをしなければならないエチオピアのアイシャさんの生活が映し出されました。また、別のビデオでは、ミャンマーからバングラディシュへと逃れたロヒンギャ難民の現状が説明され、その難民キャンプを訪れたサッカーの 長谷部 誠 選手の姿が映し出されました。現地では、子供たちへの教育が必要であり、ハイレベルの学習センターを設けなくてはならないことが訴えられていました。

グローバル教育講演会(1年生)

「グローバル人材の育成」を教育の柱の一つとする本校の教育活動に沿い、12月18日(水)の1、2時間目、1年生対象に、グローバル教育講演会が開催されました。
 講師は、本校家庭科の 関 美奈子 教諭 です。関教諭は、大好きな着物に身を包み、自身手縫いの足袋を履いてステージに登場し、青年海外協力隊員として派遣されたサモアでの2年、グアテマラでの2年について語りました。
 料理、裁縫が好きで、若者との交流を望んで高校教師の道を選んだ関教諭でしたが、何か物足りなさを感じ、英語の力不足などものともせず、サモアの地に飛び込みました。現地では、食事改善服装制作等に全力で取り組み、現地の人々からは「ミナコ帰らないで」との絶大なる信頼を得たそうです。さらに5年後、今度はグアテマラの地に赴任し、給食を通して栄養改善に取り組み、パサパサのパンにキャベツをはさむ工夫等で子供たちの笑顔を呼び込み、体格向上に大いに貢献しました。
 最後に教諭が語ったのは、日本の「普通」が必ずしも「普通」ではないこと、速さ、利便性、効率だけではない、心の豊かさ愛情の重要性でした。生きるとは、本当の幸せとは、という根源的な問いを投げかける、印象的な講演会となりました。