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グローバル教育

2年:パフォーマンステスト Performance Test

2年次のCIR授業では、前回のディベート活動をもとに、最後の仕上げとして、パフォーマンステストPerformance Test を実施しています。生徒は、動物園 Zoo について賛成・反対 For/Against の意見 が書かれた英語のカードを引き、それに反論 Rebuttal し意見 Opinion を発表するというテストです。カードは賛成・反対それぞれ4種類あり、どのカードを引いても、書かれた意見に対して反論して自分の意見を述べなければなりません。

英語でディベート(Debate)

ディベート Debate という言葉をよく耳にしますが、特に、学校教育でのディベートは、ひとつのテーマについて、2組のチームが肯定側 For team と否定側 Against Team に分かれて、観客 Audience を説得させるために議論を戦わせるコミュニケーション活動のことです。


今週、2年次のCIR授業では、クラス全体で5人編成の8チームを作り、ディベートを実践しています。下図のように、肯定側、否定側、観客をレイアウトし、動物園 Zoo の存在の是非について、意見を戦わせています。賛成、反対それぞれの意見 Opinion と理由 Reasonを2分で述べた後、それに基づいて反論 Rebuttal を述べ合います。観客は両チームのやり取りを冷静に判断し、優劣を決定し、評価をシートに記入します。
以下に、意見の例をご紹介します。←の後に続くのは反論です。

【For zoos 動物園に賛成】

 〇Animals live easy and safe lives in zoos.
  ←Animals are not free in zoos.
  動物園の中で動物は安全に暮らしている。
  ←動物園の中で動物に自由はない。

 〇Zoos help children learn about many animals.
  ←We can learn about animals online or on TV.
  子供たちは動物園で動物について学習できる。
  ←動物の学習はネットやテレビでできる。

 


【Against zoos 動物園に反対】

 〇Zoos deprive animals of freedom
  ←Animals are protected by zoos.
  動物園は動物から自由を奪う。
  ←動物は動物園で守られている。

 〇Zoos put animals in a small cages giving them a lot of stress.

  ←Some zoos are safari parks with lots of space for animals to live.
動物園では動物は狭いオリの中でストレスいっぱいである。
  ←広い空間で生きられるサファリパークの形もある。

グローバル教育講演会:1年次対象

12月23日(水)の1,2限に、1年次対象にグローバル教育講演会が行われました。講師は本校家庭科の関教諭です。講演は、パワーポイントのスライドを活用して、*SDGsについての詳しい解説から始まりました。それに続いて、*JICAのボランティアとして、自らが体験した青年海外協力隊での2つの国での活動を熱く語っていただきました。最初の国サモアでは、肥満予防教室や裁縫指導等に取り組み、心の豊かさについて考えさせられたとのことです。2国目のグアテマラでは、野菜の料理法を伝授し食育に取り組み、教育の重要性を考えさせられたとのことです。普段生徒が考えもしないような世界状況などもSDGSの視点を通して伝えていただき、生徒も興味津々に耳を傾けていました。日本が恵まれた国であるにも関わらず、国民が感じる幸福度は非常に低いということも知り、自国の現実を学ぶ貴重な経験となった講演会となりました。
*SDGs : Sustainable Developent Goals 「持続可能な開発目標」

*JICA: Japan International Cooperation Agency「独立行政法人国際協力機構」

グローバル教育講演会:2年次対象

12月21日(月)、フランス人のサンビ・ミルチルさんを講師に迎え、2年次対象のグローバル教育講演会が開催されました。サンビさんは、日本や日本人が大好きで、箸を使って食事を楽しむ家庭で生まれ育ったそうです。大学時に日本語スピーチコンテストでグランプリを獲得し、その副賞で来日したことを機に日本在住となり、大学講師を務める他、ファッションアパレルブランドも手掛けている方です。

語り口調はとても優しく、生徒にフランス語を唱和させたり腕を上げ下げさせたりの参加型の進行で生徒を惹きつけてくださいました。
その中で、3つの言葉が印象に残りました。

 ・天才になるには繰り返すこと

 ・挫折を積極的に選ぼう

 ・正しく美しい言葉を使おう

今年はコロナの影響で行事や講演会も少なく縮小傾向の1年でしたが、講師の方にわざわざ来校していただき、こうして様々な学びができる環境と出会いに感謝した1日となりました。

  

Performance Test 2 始まる

期末考査終了後の今週、CIRによる1年生のActive Learning Program for Global Leaders の時間で、2回目のPerformance  Test が始まりました。今回は、「スマホにこんなアプリがあったらいいな」をテーマに、「Make Your Own APP 自分のアプリを作ってみよう」のプレゼンテーションをペアで行います。
今回は、時間をかけて構想を練り、ポスターを描いて、英語によるプレゼンテーションの準備をしてきました。「色々な国に瞬間移動できるアプリ」「現実世界をゲームのダンジョン(戦闘の場所)に変えるアプリ」「試験を受け直すために時間を戻せるアプリ」などとてもユニークなアイデアをもとに、皆一生懸命英語による発表を行っています。評価は、CIRだけでなく、聴いてる生徒も全員で行います。