活動報告

インターハイ予選 大会結果報告

6月11日、16日にインターハイ予選が行われました。

団体戦で準優勝という素晴らしい結果を収めました!

 

11日に行われた個人戦では、どのペアも結果が出ず、悔しい思いをしました。上位8ペアが出場となるインターハイを目指していたので、大会後はなかなか立ち直れない様子もありました。何とか立て直そうとキャプテン中心に取り組みました。しかし調子はなかなか上がらず、大会当日を迎えました。

 

1回戦 ③―0 上尾南

初戦の相手は同じ地区の上尾南高校でした。地区大会でも勝ったことのない相手で、エースペアは個人戦でインターハイに出場する、素晴らしいチームです。そのような相手に対し、杉野・田部井ペアは、ファイナルゲームの大接戦をものにし、チームに勢いをつけてくれました。永島・巴ペアはエース対決で向かっていく姿勢で戦い抜きました。鈴木・齋藤ペアはラリーが長く続く緊張感の中で、修正を繰り返しながらポイントを重ねました。

 

2回戦 ②―0 越谷北

続く越谷北との戦いでは、勢いそのままに戦うことができました。永島・巴ペアはコートを広く使って攻めていました。杉野・田部井ペアはネットプレーなど積極的なテニスをしていました。2ペアとも、関東大会に出場した力を発揮し、安定したテニスで勝利しました。

 

 3回戦 ②―1 川越東

準々決勝の相手は、関東予選で団体優勝した川越東高校です。今年のチームは全国選抜に出場し、インターハイに個人戦で2ペア出場する高校です。一つ一つの技術が磨かれており、厳しい展開の連続でした。永島・巴ペアは攻撃的なテニスで勝利しました。杉野・田部井ペアはエースペア相手に序盤はリードするものの、相手のナイスプレーにより敗戦しました。3番勝負を任されたのはキャプテンペアです。関東予選から力を発揮できず、苦しい思いをしていました。しかし今日は違いました。鈴木がよく粘り、ボールをまわし、齋藤が勝負どころをおさえていました。苦しい戦いを勝ち抜き準決勝に進みました。

 

準決勝 ②―1 埼玉平成

準決勝は個人戦で永島・巴ペアと鈴木・齋藤ペアが敗戦した埼玉平成高校です。杉野・田部井ペアはまたインターハイに出場する相手のエースペアとの対戦でした。ファーストサービスで崩され、なかなか先手が取れません。必死に食らいつきましたが敗戦しました。永島・巴ペアは安定したテニスで勝利しました。そして再び3番勝負です。準決勝でもギリギリの場面で強さを発揮してくれました。ファイナルの激戦を勝ち抜きました。

ついに決勝です。

 

決勝 0-② 昌平

永島・ 巴 3-④(F7-⑨)

杉野・田部井3-④(F4-⑦)

 

決勝の相手は全中優勝メンバーを擁する強豪校でした。関東選抜で優勝するなど、力のあるチームです。関東予選で永島・巴ペアは敗戦しています。実績を考えれば圧倒的な差がありますが、この日の選手たちは試合を重ねるたびに成長してきました。何よりエネルギーが自分の心にあり、激しく燃えています。

杉野・田部井ペアは相手の徹底した配球に苦しみ、G1-3となりました。しかしここから強さを発揮します。長いラリーの中で相手を崩し、チャンスボールを前衛攻撃。また、前衛取られてもフォローを繰り返す。粘り強いテニスを続けました。このペアの持ち味は打ちこむもできる、ゲームメイクもできる、粘れる。その持ち味が発揮された戦いぶりでした。ファイナルゲームもP4-4まで互角の戦いでした。しかしここでミスが続いてしまい、敗戦しました。

永島・巴ペアは序盤から積極的に攻め続けました。取って、取られてのシーソーゲームでファイナルへ突入しました。ファイナルゲームでは途中リードするものの、さすが全国優勝経験ペア。こちらの攻撃を厳しいコースに打ち返され、追い付かれます。マッチポイントを握る場面もありましたが、ギリギリのところで決めきることができません。長い戦いで最後は相手前衛にポイントを決められ、敗戦しました。

 この代は3年間で初めての入賞でした。それが全国高校総体予選での準優勝です。目標は優勝でした。インターハイは逃しました。悔しさもあります。それでもよく頑張りました。試合後の彼らの表情がとても印象的でした。こんなに彼らが力を出せたのは、これまでの取り組み、そして対戦相手に恵まれたことです。格上相手に向かっていくことができたからです。今日対戦したほとんどの学校がインターハイに出場します。頑張ってきてほしいです。

 

3年生のストーリーはここで一度一区切り。次は1、2年生が新たなストーリーを作ってくれます。3年生が見せてくれた泥臭く粘り強い、最後まで諦めないテニス。決勝戦のコートの風景や雰囲気。良い経験も悔しい思いも次の代へ引き継いでほしいです。

 

応援ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。