天文部

活動紹介

校内活動は天候に合わせて活動します。
◎晴天時・・・・・・主にS棟屋上
太陽の観察(黒点やプロミネンス)、各月齢ごとの月や地球照の観察
金星、火星、木星、土星、などの惑星や、明るい恒星の観察


◎雨天・曇り時・・・地学実験室
天体望遠鏡やカメラなどの光学機材の取り扱いの練習。天文についての勉強会。

校外活動・・・・・年2回(冬1泊2日、夏2泊3日)
合宿(冬合宿)・・・大滝げんきプラザ(400mm反射と160mm屈折望遠鏡)
          冬の星雲・星団。惑星・月面の観察
          天体写真撮影、流星観測

合宿(夏合宿)・・・大滝げんきプラザ(400mm反射と160mm屈折望遠鏡)
          夏の銀河の観察、夏の星雲、星団。惑星・月面の観察
          ペルセウス座流星群の観察と写真撮影

活動

部員の中で研究活動も行いたい人で研究班をつくり研究的活動もしています。

毎週金曜放課後が全員参加の活動(終了時間は季節変動あり)

研究班はこのほかに月曜放課後と必要に応じて追加の活動を行っています。
令和3年度は、埼玉県科学展や日本天文学会ジュニアセッションで研究発表を行いました。

現在の部員数は40名、うち10名が研究班に所属しています。

 

活動報告

右活動報告はこちら

新着
太陽観測に続き、夕暮れの宵の明星”金星”と今シーズンほぼ見納めとなる木星を観望しました。使用した望遠鏡はSSH予算で購入したレンズ直径が130㎜の屈折式望遠鏡【高橋製作所 TOA-130NFB】です。今回初めて天体の光を入れるファーストライトとなりました。これからこの望遠鏡も観測や観望に活用していきます。    
今日は金曜日の定例活動日です。屋上に上がって太陽観測を行ったところ、なかなか見られない大きなプロミネンスに遭遇しました!部員のスマホで撮ったものと、観測用のモノクロカメラで撮った写真をご覧ください。  
03/07 14:58
天文部
活動紹介
本日で学年末考査が終わりました。天気が良かったので、放課後集まり屋上に上がって太陽観測を行いました。太陽は約11年周期で活動の強弱を繰り返していますが、現在どんどん活動が活発になってきており、目が離せません。今日は、カルシウムK線と水素Hα線のフィルターをつけた太陽望遠鏡で観測を行いました。カルシウムK線は太陽の彩層と呼ばれる大気の下部を見ることができ、黒点やプラージュと呼ばれる活動領域が観測できます。水素Hα線は彩層上部を見ることができ、プロミネンスやフィラメントと活動領域がよく見えます。処理した画像をご覧ください。 
天文部では壁新聞 "MILKYWAY" を発行しています。最近の天文現象の紹介や活動報告などを載せ、各教室に掲示してもいらっています。今回は昨年12月24日から1泊2日で奥秩父の県立大滝げんきプラザで行った冬合宿特集号です。合宿では、天気に恵まれ快晴無風の「1年で最も長い星空」を満喫することができました。その様子をご覧ください。
皆既月食と天王星食の観測を行いました。天候に恵まれ、風もなく快晴のなか快適な観測会となりました。 3台の望遠鏡と大型双眼鏡を使って観測を行い、以下のような動画や写真を撮影することができました。天王星が月に隠される瞬間(潜入)と出てくる瞬間(出現)をとらえた動画、部員のスマホカメラによるターコイズフリンジ(地球の影の輪郭部に見える青い部分…地球大気のオゾン層によるものとされている)、皆既月食中に天王星も写った2分おきの画像を合成した潜入時の写真、観測の風景写真をご覧ください。
 天文部研究班では取り組んできた「恒星のスペクトル型についての観測的研究」を論文にまとめ、埼玉県の科学展に出展しました。その結果、一次審査30作品に選ばれ中央展(県大会)に推薦されました。しかし、中央展では優良賞ということで、県代表として全国大会に進むことはできませんでした。他校の論文などをよく参考にさせていただき、より良い研究に発展させていきたいと考えています。   論文はこちらをご覧ください。 ↓↓↓ 恒星のスペクトル型についての観測的研究
久しぶりにすっきり晴れました。研究班の活動で屋上にあがり高分散分光器による太陽スペクトルの観察を行いました。水素のバルマー線(Hα、Hβ、Hγ、Hδ)やナトリウムD1、D2線、マグネシウム、鉄、カルシウムなど太陽大気吸収線と地球大気の酸素分子、水蒸気による吸収線を確認しました。残念ながら夕刻のため散乱光が多くナトリウム線近くのヘリウム輝線は確認できませんでした。これはまたの機会に見たいと思います。可視光線の赤の端にあるフラウンホーファーA線が見えるか挑戦しましたが全員見えませんでした。フラウンホーファーには見えたのですから特別だったことがうかがえます。紫の端にある電離カルシウムのH,K線は顧問を除いて全員確認できました(若い)。この高分散分光器を用いた研究活動も計画中です。
令和4年9月24日(土)に、千葉大学西千葉キャンパスで行われた 第16回 高校生理科研究発表会 に参加してきました。昨年度より研究班の活動を始めて、いくつかの研究発表を行ってきましたが、新型コロナの影響ですべてオンラインでの発表でした。今回は、生徒代表2名の制限がありましたが初めての対面での発表となりました。研究題目は今まで継続して取り組んできた「恒星のスペクトル型についての観測的研究」の最新版です。審査にあたってくださった方より質問等をいただきましたが的確に答えられたと思っています。しかし、残念ながら受賞することはできませんでした。今後もさらに追加観測などを行い、この研究を発展させていきたいと考えています。  
 新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、万全の対策を講じたうえで夏合宿に行ってきました。場所は今年1月に行った冬合宿と同じ埼玉県立大滝げんきプラザです。多くの1年生を迎え、総勢30人です。1日目の晩は雲は多いながらも晴れ間が見える天気で、まず施設の天文台で月の観察を行いました。その後、広い駐車場に移動しての観測でしたが、雲が多く晴れ待ちが続きます。しばらくすると、30分ほど快晴となる時間があり、夏の大三角を貫く天の川や、少し時期は早いですが結構な数のペルセウス座流星群を観察することができました。写真を撮るほどの時間がなかったことが悔やまれます。2日目の昼は屋外炊事でカレーライス作りです。そして、夜は、晴れたらやらないという約束で部員が持ち寄った大量の花火、曇りのため実施です。その後、残念ながら晴れることはなく雨が降ってきてしまいました。今回はきれいな写真を撮ることはできませんでしたが大満足の夏合宿でした。      
第12回高校生天文活動発表会に参加し、「恒星のスペクトル型についての観測的研究(Ⅱ)」の演題で研究発表しました。新型コロナウィルスの影響でオンライン実施となり、学校の実験室からの発表でした。この研究テーマは今年3月の日本天文学会ジュニアセッションで発表したものと同じですが、その時研究者の方などからいただいたアドバイスなどをもとに再構築してver.2としてまとめました。予稿原稿、パワーポイントのスライドと読み上げる原稿つくりと、毎日放課後の時間を使って準備を重ねてきたもので、以下の予稿集P.8で私たちの発表内容を見ることができます。 https://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/tenmon-hs/abstract2022.pdf