天文部
夏合宿(2022年8月3日~5日)
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、万全の対策を講じたうえで夏合宿に行ってきました。場所は今年1月に行った冬合宿と同じ埼玉県立大滝げんきプラザです。多くの1年生を迎え、総勢30人です。1日目の晩は雲は多いながらも晴れ間が見える天気で、まず施設の天文台で月の観察を行いました。その後、広い駐車場に移動しての観測でしたが、雲が多く晴れ待ちが続きます。しばらくすると、30分ほど快晴となる時間があり、夏の大三角を貫く天の川や、少し時期は早いですが結構な数のペルセウス座流星群を観察することができました。写真を撮るほどの時間がなかったことが悔やまれます。2日目の昼は屋外炊事でカレーライス作りです。そして、夜は、晴れたらやらないという約束で部員が持ち寄った大量の花火、曇りのため実施です。その後、残念ながら晴れることはなく雨が降ってきてしまいました。今回はきれいな写真を撮ることはできませんでしたが大満足の夏合宿でした。
高校生天文活動研究発表会(2022年7月18日)
第12回高校生天文活動発表会に参加し、「恒星のスペクトル型についての観測的研究(Ⅱ)」の演題で研究発表しました。新型コロナウィルスの影響でオンライン実施となり、学校の実験室からの発表でした。この研究テーマは今年3月の日本天文学会ジュニアセッションで発表したものと同じですが、その時研究者の方などからいただいたアドバイスなどをもとに再構築してver.2としてまとめました。予稿原稿、パワーポイントのスライドと読み上げる原稿つくりと、毎日放課後の時間を使って準備を重ねてきたもので、以下の予稿集P.8で私たちの発表内容を見ることができます。
https://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/tenmon-hs/abstract2022.pdf
日本天文学会ジュニアセッションで研究発表(2022年3月19日)
天文部研究班では、今年1月5~6日に行った奥秩父での校外合宿で観測した結果をまとめて学会発表を行いました。研究題目は「恒星のスペクトル型についての観測的研究」です。恒星は温度が高いと青白く、温度が低いと赤っぽく見えるということはお聞きになったことがあるかもしれませんが、さらに細かな温度による特徴を星の光で虹(スペクトル)を作り調査・分類しました。これを分光観測と呼びます。新型コロナウィルスの影響で、本来であれば広島大学での開催予定でしたが、オンラインとなり学校の実験室からの参加となりました。研究者の先生からコメントをいただけたり他校の生徒さんからの質問もあり、また他校の研究発表を見て議論したり、実り多い時間を過ごすことができました。
今回、私たちが発表した内容は日本天文学会の以下の場所から見ることができます。
https://www.asj.or.jp/jsession/2022haru/program.html
セッションG 恒星・銀河 42T です。
冬合宿(2022年1月5日~7日)
新型コロナウィルスの影響で、夏季休業中に予定していた校外合宿は実施できませんでしたが、今回の冬合宿は万全の感染症対策をしたうえで実施することができました。部員にとって、1,2年生ともに初めての校外合宿です。場所は埼玉県立大滝げんきプラザ、施設には天文台があり大型の望遠鏡が備わっています。学校の機材も駐車場に展開して観測を行いました。天候は2晩とも快晴に恵まれ、しぶんぎ座流星群の観察や星の写真撮影、研究班は天文台の望遠鏡を使って恒星の分光観測を行いました。当日撮影した写真です。