天文部
【天文部】千葉大学 高校生理科研究発表会で「優秀賞」(2024年9月28日)
天文部研究班では、今年の冬合宿で観測したデータの解析を続けてきましたが、先の報告にある埼玉県科学教育振興展覧会の論文提出から1週間後の千葉大の研究発表会に向けてさらに解析を進めて「恒星の分光観測における分光標準星による新しい強度補正方法」の題目で臨みました。同一内容での研究発表は二重投稿となり認められません。今回はポスター発表ですので直前までポスターや発表原稿の修正を行い当日を迎えました。研究発表会では、400件近い発表がある中、千葉大の名誉教授、教授、などの先生がたが多くの時間をかけて我々の研究内容を見てくださり、講評やアドバイスなどをいただきました。その結果、「優秀賞」をいただくことができました。
発表ポスターはこちら
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恒星の分光観測における分光標準星による新しい強度補正方法.pdf
当日のようすです。
【天文部】埼玉県科学教育振興展覧会で優秀賞(2024年9月)
天文部研究班では、今年の冬合宿で観測したデータを解析し、埼玉県科学教育振興展覧会(科学展)に「恒星の低分散分光観測における新しい強度補正方法について」という論文を提出しました。その結果、分野別審査で「優秀賞」を受賞することができました。また、中央展(県大会)に進出することができ、そこでも「優秀賞」を受賞することができました。残念ながら県代表として全国大会に行くことはできませんでした。
論文はこちらで見ていただけます。
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【天文部】夏合宿のご報告
8月8日(木)から8月10日(土)の2泊3日で合宿を行いました。場所は例年通り県立大滝げんきプラザです。
今年はたくさんの部員が入部したこともあり生徒52名引率3名の計55名で合宿に臨みました。大人数での合宿でしたが体調不良もなく、帰ってくることができました。
1日目の夜は遠くでは雷が鳴り雨も危ぶまれる予報でしたが、観測地では夏の大三角を中心に晴れ間が広がり、ペルセウス座流星群も見ることができました。暗闇の中で望遠鏡の操作に苦戦しながらも土星やいくつかの星を観測することができました。夜半過ぎも天候の改善が見られなかったため観測を終了し、1時には就寝しました。
2日目は遅めの起床後、屋外炊事場でカレー作りを行いました。手際よく調理を進め、時間に余裕をもって終えることができました。午後は三峯神社を参拝しました。野生の鹿に遭遇するなど校外学習ならではの体験ができました。
2日目の夜は空を雲が覆ってしまい、観測が難しいかと思われましたが、夜明け前から晴れてくるという天気予報を頼りに早めに就寝し、3時に起床して観測することになりました。予報は的中し、明け方まで土星や火星、木星を天文台から観測することができました。その後も日の出を見るために活動を続けました。
多くの生徒が初めての参加であったため課題も残りましたが、文化祭や壁新聞を通して活動を発信しつつ、冬合宿に向けて準備を進めていきます!
【天文部】高校生天文活動発表会 @大阪教育大学 にオンラインで参加(2024年7月15日)
研究班は、第14回高校生天文活動発表会に参加し「大気の厚さによるスペクトル形状変化の研究~地平高度とレイリー散乱の波長依存性について~」の演題で研究発表を行いました。場所は大阪教育大学ですがオンラインで参加しました。この研究は2年前の先輩が取り組んだ恒星のスペクトル型の研究を引き継いだもので、分光標準星によるスペクトル強度補正をより厳密に行う方法を考察したものです。オンラインにもかかわらず会場の他校の高校生から多くの質問などをいただき、できれば現地に行ってさらに深い議論をしたいと強く思ったところです。この研究発表のため中間考査以降ほぼ毎日を準備に費やしてきましたが、今後さらに観測と解析を進め、次の研究発表につなげていきたいと考えています。
研究会の予稿集は以下で見ることができます。
https://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/tenmon-hs/abstract2024.pdf
発表中の様子です。
【天文部】新入生を迎えて初めての観測会(2024年5月10日)
多くの1年生が入部し、初めての観測会を行いました。
太陽が巨大フレアーを何回も起こし、世界各地でオーロラが見られたとのことがニュースになっています。
まず屋上にあがり、太陽観測を行いました。Seestar で撮影した太陽全体像では巨大な黒点が確認できます。
Hα 太陽望遠鏡では黒点部の複雑な構造と巨大なプロミネンスを見ることができました。
太陽の観測後、実験室に戻り3年生の引退式を行い、ひとりひとりから思い出の話などをしてもらいました。
これからは、それぞれの希望進路実現に向けて頑張ってください。
そんなことをしているうちに、日は沈み夜の部スタートです。
まず、細い月を、屋上に設置している28cm反射望遠鏡、10cm屈折望遠鏡で観測しました。
Seestar で撮影した月の写真をどうぞ。
観測の最後は、国際宇宙ステーション(ISS)の通過です。
JAXA から出されている予報を確認して待ちます。
すると、予報通りの時間と方角から明るい星のような物体が移動してくるのを発見、皆で大いに盛り上がりました。
次の写真は、カメラを三脚に固定し、1秒露出、1秒インターバルで連続撮影したものを合成して1枚の画像にまとめたものです。
これで、今回の観測会は終了です。
まもなく中間考査となります。
次の活動は、考査後、合宿準備や、研究班は7月の研究発表会の準備などに取り掛かります。