活動報告

天文部

【天文部】夏合宿のご報告

8月8日(木)から8月10日(土)の2泊3日で合宿を行いました。場所は例年通り県立大滝げんきプラザです。

今年はたくさんの部員が入部したこともあり生徒52名引率3名の計55名で合宿に臨みました。大人数での合宿でしたが体調不良もなく、帰ってくることができました。

1日目の夜は遠くでは雷が鳴り雨も危ぶまれる予報でしたが、観測地では夏の大三角を中心に晴れ間が広がり、ペルセウス座流星群も見ることができました。暗闇の中で望遠鏡の操作に苦戦しながらも土星やいくつかの星を観測することができました。夜半過ぎも天候の改善が見られなかったため観測を終了し、1時には就寝しました。

2日目は遅めの起床後、屋外炊事場でカレー作りを行いました。手際よく調理を進め、時間に余裕をもって終えることができました。午後は三峯神社を参拝しました。野生の鹿に遭遇するなど校外学習ならではの体験ができました。

2日目の夜は空を雲が覆ってしまい、観測が難しいかと思われましたが、夜明け前から晴れてくるという天気予報を頼りに早めに就寝し、3時に起床して観測することになりました。予報は的中し、明け方まで土星や火星、木星を天文台から観測することができました。その後も日の出を見るために活動を続けました。

 

多くの生徒が初めての参加であったため課題も残りましたが、文化祭や壁新聞を通して活動を発信しつつ、冬合宿に向けて準備を進めていきます!

夏の大三角+流星

カレー作り

三峯神社

天文台

日の出

集合写真

【天文部】高校生天文活動発表会 @大阪教育大学 にオンラインで参加(2024年7月15日)

研究班は、第14回高校生天文活動発表会に参加し「大気の厚さによるスペクトル形状変化の研究~地平高度とレイリー散乱の波長依存性について~」の演題で研究発表を行いました。場所は大阪教育大学ですがオンラインで参加しました。この研究は2年前の先輩が取り組んだ恒星のスペクトル型の研究を引き継いだもので、分光標準星によるスペクトル強度補正をより厳密に行う方法を考察したものです。オンラインにもかかわらず会場の他校の高校生から多くの質問などをいただき、できれば現地に行ってさらに深い議論をしたいと強く思ったところです。この研究発表のため中間考査以降ほぼ毎日を準備に費やしてきましたが、今後さらに観測と解析を進め、次の研究発表につなげていきたいと考えています。

研究会の予稿集は以下で見ることができます。

https://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/tenmon-hs/abstract2024.pdf

 

発表中の様子です。

発表1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発表2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【天文部】新入生を迎えて初めての観測会(2024年5月10日)

多くの1年生が入部し、初めての観測会を行いました。

太陽が巨大フレアーを何回も起こし、世界各地でオーロラが見られたとのことがニュースになっています。

まず屋上にあがり、太陽観測を行いました。Seestar で撮影した太陽全体像では巨大な黒点が確認できます。

Hα 太陽望遠鏡では黒点部の複雑な構造と巨大なプロミネンスを見ることができました。

Seestar 太陽全面 巨大黒点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hα 黒点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Hα プロミネンス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Seestar で太陽撮影

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽の観測後、実験室に戻り3年生の引退式を行い、ひとりひとりから思い出の話などをしてもらいました。

これからは、それぞれの希望進路実現に向けて頑張ってください。

 

そんなことをしているうちに、日は沈み夜の部スタートです。

まず、細い月を、屋上に設置している28cm反射望遠鏡、10cm屈折望遠鏡で観測しました。

Seestar で撮影した月の写真をどうぞ。

 月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球照

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観測の最後は、国際宇宙ステーション(ISS)の通過です。

JAXA から出されている予報を確認して待ちます。

すると、予報通りの時間と方角から明るい星のような物体が移動してくるのを発見、皆で大いに盛り上がりました。

次の写真は、カメラを三脚に固定し、1秒露出、1秒インターバルで連続撮影したものを合成して1枚の画像にまとめたものです。

ISS_1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISS_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ISS_観測中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで、今回の観測会は終了です。

まもなく中間考査となります。

次の活動は、考査後、合宿準備や、研究班は7月の研究発表会の準備などに取り掛かります。

 

【天文部】日本天文学会ジュニアセッションで研究発表(2024年3月12日)

研究班2年生は、東京大学本郷キャンパスで行われた、日本天文学会ジュニアセッションに参加し「太陽の高分散分光観測から求める差動自転検出の試み」の講演題で、口頭およびポスターによる研究発表を行ってきました。太陽はガスでできているため緯度により自転の速さが異なり、赤道付近での自転が最も速く南北の極に向かうにつれてゆっくりになるという差動自転をしていることが知られています。これが太陽の11年活動周期の原因ではないかとも考えられていますが、我々は観測からこの自転角速度をドップラー効果を用いて計測し、さらには南北半球でその角速度の変化に違いがあることをとらえました。

ポスターセッションの資料はこちら

 ↓ ↓ ↓

06T_JS2024_Kawaguchi_Poster.pdf

 

東京大学 安田講堂前

 口頭発表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスターセッション

参加証

 

 

 

 

【天文部】冬合宿(2024年1月5日~7日)

 いつもの県立大滝げんきプラザにて冬合宿を行いました。二晩とも良い天気に恵まれ、寒さもそれほど厳しくなく充実した活動をすることができました。1日目の晩は研究班と写真班に分かれ、研究班は施設の天文台で恒星の分光観測、写真班は駐車場で天体写真の撮影に取り組みました。2日目の晩は全員で駐車場での写真撮影のほか、天文台での観望も行いました。

 今回は二つの新たな機材を持ち込んで観測を行いました。ひとつは部活動費で購入したZWO社の電視観望専用望遠鏡SeestarS50で、もう一つはSSH予算で購入した口径130mm屈折望遠鏡です。

 SeestarS50は水平にポンとおいてWifiでタブレットに接続し、目的の天体を指示すれば自動導入して撮影してくれるという初心者にはもってこいの機材です。肉眼で覗くことはできず、タブレットの画面で天体を見ることから電視観望と呼んでいます。以下は撮影した画像で、カーソルを写真上に置くと天体名がわかります。

   M81 渦巻星雲M31 アンドロメダ星雲

  M45 プレアデス星団M3 球状星団

  M97 フクロウ星雲

 M42 オリオン星雲

 バラ星雲

 M51 子持ち星雲 馬頭星雲

月 地球照

 

  口径130mm屈折望遠鏡は、さすがに大掛かりな機材だけあって撮影できた写真は写りが違います。どうぞご覧ください。

バラ星雲

 

しし座 三つ子銀河

 M104 ソンブレロ星雲

 

  研究班が天文台で大型望遠鏡を使って観測しているところと、全員の集合写真もどうぞ。 研究班 分光観測中集合写真