活動報告

天文部

MILKYWAY 冬合宿特集号 発行

天文部では壁新聞 "MILKYWAY" を発行しています。最近の天文現象の紹介や活動報告などを載せ、各教室に掲示してもいらっています。今回は昨年12月24日から1泊2日で奥秩父の県立大滝げんきプラザで行った冬合宿特集号です。合宿では、天気に恵まれ快晴無風の「1年で最も長い星空」を満喫することができました。その様子をご覧ください。MILKYWAY(1)MILKYWAY(2)

皆既月食と天王星食(11月 8日)

皆既月食と天王星食の観測を行いました。天候に恵まれ、風もなく快晴のなか快適な観測会となりました。

3台の望遠鏡と大型双眼鏡を使って観測を行い、以下のような動画や写真を撮影することができました。天王星が月に隠される瞬間(潜入)と出てくる瞬間(出現)をとらえた動画、部員のスマホカメラによるターコイズフリンジ(地球の影の輪郭部に見える青い部分…地球大気のオゾン層によるものとされている)、皆既月食中に天王星も写った2分おきの画像を合成した潜入時の写真、観測の風景写真をご覧ください。

ターコイズフリンジ

観測中

皆既月食と天王星食

埼玉県科学教育振興展覧会(科学展)に出展(10月25日)

 天文部研究班では取り組んできた「恒星のスペクトル型についての観測的研究」を論文にまとめ、埼玉県の科学展に出展しました。その結果、一次審査30作品に選ばれ中央展(県大会)に推薦されました。しかし、中央展では優良賞ということで、県代表として全国大会に進むことはできませんでした。他校の論文などをよく参考にさせていただき、より良い研究に発展させていきたいと考えています。

 

論文はこちらをご覧ください。

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恒星のスペクトル型についての観測的研究

太陽のスペクトル観測(9月26日)

久しぶりにすっきり晴れました。研究班の活動で屋上にあがり高分散分光器による太陽スペクトルの観察を行いました。水素のバルマー線(Hα、Hβ、Hγ、Hδ)やナトリウムD1、D2線、マグネシウム、鉄、カルシウムなど太陽大気吸収線と地球大気の酸素分子、水蒸気による吸収線を確認しました。残念ながら夕刻のため散乱光が多くナトリウム線近くのヘリウム輝線は確認できませんでした。これはまたの機会に見たいと思います。可視光線の赤の端にあるフラウンホーファーA線が見えるか挑戦しましたが全員見えませんでした。フラウンホーファーには見えたのですから特別だったことがうかがえます。紫の端にある電離カルシウムのH,K線は顧問を除いて全員確認できました(若い)。この高分散分光器を用いた研究活動も計画中です。

太陽スペクトル2

太陽スペクトル1

第16回 高校生理科研究発表会(千葉大学)参加

令和4年9月24日(土)に、千葉大学西千葉キャンパスで行われた 第16回 高校生理科研究発表会 に参加してきました。昨年度より研究班の活動を始めて、いくつかの研究発表を行ってきましたが、新型コロナの影響ですべてオンラインでの発表でした。今回は、生徒代表2名の制限がありましたが初めての対面での発表となりました。研究題目は今まで継続して取り組んできた「恒星のスペクトル型についての観測的研究」の最新版です。審査にあたってくださった方より質問等をいただきましたが的確に答えられたと思っています。しかし、残念ながら受賞することはできませんでした。今後もさらに追加観測などを行い、この研究を発展させていきたいと考えています。

千葉大2千葉大1千葉大3

 

夏合宿(2022年8月3日~5日)

 新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、万全の対策を講じたうえで夏合宿に行ってきました。場所は今年1月に行った冬合宿と同じ埼玉県立大滝げんきプラザです。多くの1年生を迎え、総勢30人です。1日目の晩は雲は多いながらも晴れ間が見える天気で、まず施設の天文台で月の観察を行いました。その後、広い駐車場に移動しての観測でしたが、雲が多く晴れ待ちが続きます。しばらくすると、30分ほど快晴となる時間があり、夏の大三角を貫く天の川や、少し時期は早いですが結構な数のペルセウス座流星群を観察することができました。写真を撮るほどの時間がなかったことが悔やまれます。2日目の昼は屋外炊事でカレーライス作りです。そして、夜は、晴れたらやらないという約束で部員が持ち寄った大量の花火、曇りのため実施です。その後、残念ながら晴れることはなく雨が降ってきてしまいました。今回はきれいな写真を撮ることはできませんでしたが大満足の夏合宿でした。

 

 天文台

 集合(1)カレー(1)カレー(2)カレー(3)花火集合(2)

高校生天文活動研究発表会(2022年7月18日)

第12回高校生天文活動発表会に参加し、「恒星のスペクトル型についての観測的研究(Ⅱ)」の演題で研究発表しました。新型コロナウィルスの影響でオンライン実施となり、学校の実験室からの発表でした。この研究テーマは今年3月の日本天文学会ジュニアセッションで発表したものと同じですが、その時研究者の方などからいただいたアドバイスなどをもとに再構築してver.2としてまとめました。予稿原稿、パワーポイントのスライドと読み上げる原稿つくりと、毎日放課後の時間を使って準備を重ねてきたもので、以下の予稿集P.8で私たちの発表内容を見ることができます。

https://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/tenmon-hs/abstract2022.pdf

 

日本天文学会ジュニアセッションで研究発表(2022年3月19日)

天文部研究班では、今年1月5~6日に行った奥秩父での校外合宿で観測した結果をまとめて学会発表を行いました。研究題目は「恒星のスペクトル型についての観測的研究」です。恒星は温度が高いと青白く、温度が低いと赤っぽく見えるということはお聞きになったことがあるかもしれませんが、さらに細かな温度による特徴を星の光で虹(スペクトル)を作り調査・分類しました。これを分光観測と呼びます。新型コロナウィルスの影響で、本来であれば広島大学での開催予定でしたが、オンラインとなり学校の実験室からの参加となりました。研究者の先生からコメントをいただけたり他校の生徒さんからの質問もあり、また他校の研究発表を見て議論したり、実り多い時間を過ごすことができました。

今回、私たちが発表した内容は日本天文学会の以下の場所から見ることができます。
https://www.asj.or.jp/jsession/2022haru/program.html
セッションG 恒星・銀河 42T です。

参加証

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬合宿(2022年1月5日~7日)

新型コロナウィルスの影響で、夏季休業中に予定していた校外合宿は実施できませんでしたが、今回の冬合宿は万全の感染症対策をしたうえで実施することができました。部員にとって、1,2年生ともに初めての校外合宿です。場所は埼玉県立大滝げんきプラザ、施設には天文台があり大型の望遠鏡が備わっています。学校の機材も駐車場に展開して観測を行いました。天候は2晩とも快晴に恵まれ、しぶんぎ座流星群の観察や星の写真撮影、研究班は天文台の望遠鏡を使って恒星の分光観測を行いました。当日撮影した写真です。

集合写真

 

分光観測

アンドロメダ大星雲

 

オリオン大星雲と馬頭星雲

 

 

 

 

 

 

 

 

プレヤデス星団

 

観測中